日曜日、娘が小川山・不可能スラブにある「静かの海 二段」を完登しました。11歳9ヶ月、147センチでした。史上最年少かもしんないですがどうなんだろう(12歳は何人か知ってる)。トライは3日間、トライ数は通算40以上。まさに鬼打ち娘の本領発揮です。
3月に「11歳で静かの海を登る」と自分で目標を立てました。12月には雪で登れなくなるかもしれない小川山。11月の土日はもう予定が沢山。雪解けの3月では誕生日を迎えており12歳になってる。目標を達成するには今日しかありませんでした。
おそらく1人だったら登れなかったと思います。この課題にトライした期間、一緒に真面目にセッションしてくれたこはるちゃん、しーちゃん、あいりちゃん、アドバイスを下さったこはるちゃんパパさんやしーちゃんパパさん、インスタ繋がりの皆さん、現地で沢山のガンバを下さったみなさんには改めてありがとうございますとお伝えしたいです。
特に一緒にトライしてくれた仲間たちの力は絶大でした。「こんなの登れないでしょ」なんて最初から諦めたりせず「登りたい」と強い想いをもってセッションしてくれる本当に素晴らしい仲間たちがいてこその完登でした。娘が完登した後も真剣にトライして一手ずつ進んでいく彼女達の目を見てるといつか必ず登れると確信しています。
「静かの海」は元々は三段課題で、トライ期間中にトポが見直され二段になった課題ですが、ホールドが増えたり形が変わったわけではないのでやはり高難度です。特に上部の持てなさ加減、シビアなマントル、難しくはないけど落ちたらやばい高スラブとどれをとってもハイレベル。正直今の娘には厳しすぎると思っていました。最高グレード初段の娘に「初の三段にしよう」とこの課題を薦めたのは僕ですが選んだ理由は「できそうだから」ではなく「凪という名前の漢字の意味は静かな風のない海」だからだったりします。だから登れる確信はなかったし「できたらかっこいいだろうな」程度の意識でしたが、本人は可能性を感じたのか小川山に行くたびにトライすると言い何度も落とされながら登り切ることができました。
新緑の6月に始めたトライも気がつけば紅葉に染まる11月になっていました。トライ最終日は朝8時半からトライし始めてワントライを丁寧にやってました。岩も素晴らしく乾いており思っていたほど寒くもなくトライするコンディションとしては最高というか、静かの海が「さあかかってこい!」とでも言ってるかのような感覚でした。本人は「夏も今もそんなフリクションの違いなんてないわ」などと申しておりましたが・・・😭ごめんよ静かの海😭
でも雑なトライが無かったのが印象的。最終日だけで20トライ以上したけど無駄なトライは無かったし上部から派手に落ちても泣かなかった(娘を知ってる人ならこの凄さがわかるはずw)、それくらい集中できてた。登れたのは昼過ぎ。昼ごはん食べたさに完登したとかしないとか。でも岩の遥か上で嬉しそうにしている娘と一緒に喜んでくれた仲間やギャラリーの皆さんの顔は忘れられないなぁ。
夏の間はフリクションが悪いので誰もこない不可能スラブ(だからのんびり練習できた)が昨日は「人気ジムかよ」ってくらい沢山の人がいて賑やかでした😅そんな中、娘がマントル返してスラブ面に出たのは3回ありますが、3回目でようやくスラブに一歩目を進められた瞬間、エリアにいた人たちが気づいたのか雑談がフッと消えて「え?まじか?」という空気になって正に「静かの海」となったのが印象的でした(単に父が緊張しすぎて何も聞こえなくなった説あり🤣)
岩の上から娘が見た景色はどんなだったんだろう。でもきっと素晴らしい景色だったろうな。登った人間にしかわからない景色がまた一つ彼女の中に増えたことが親として嬉しい限りです。
さあまた新しい景色を探しに行こう!
(次の目標は鳳来でトライ中の握撃と小川山の一筆らしい。)





