鬱カレ 時が経てば話せるコトを -2ページ目

鬱カレ 時が経てば話せるコトを

説明すれば保身となる。だから。此処はいつも物語。


SMSに赤い扉の写真を上げる。

私の行く店。

地方にあるとある専門店。

住んでいる土地は明かしていない。

特徴は其の色だけ。

写真に反応を示したのは見知らぬ相手。

オープンであるネット上にて送られた言葉は
店のある場所。

目立つ場所にあれども気に留められない。
説明すれども曖昧と記憶にある程度の。

なのに当てられる。

しかし不思議は無い。油断でしかない。

見知らぬ相手は

現在。同じ地域に住んでいる。

そう思うと怖くてたまらない。

匿名である私を特定されてしまう事よりも

私を既に知っているヒトなのだろうと。
どうして思ったのかもわからないけれども
事実。
私を既に知っているヒトであるのならば

とても怖い。

私は私を知っている私の知らない相手が
とても怖い。

声をかけてきたヒトは私を知っている。でも。
私はソノヒトを知らない。

昔からずっとそう。

何かしらとマスメディアに出ているのならば
ともかく。
理由も明確にならないまま
小さい街では私は誰にも知られている。

目立つから。せめてそれだけ。

赤い扉の場所を当てた
見知らぬ相手を
クローズするネット空間に誘導し会話を始める。

「あなたは誰」
「どうしてあの扉の場所を知っているの」
「見つけたのは。声を掛けたのは。どうして」

相手は答える。

「通る道にあったから」

それでは何もわからない。

土地の名も店の名も出してはいない。

過去いくら遡っても
私と普段にやりとりしている人達との会話からも
プロフィールからも
住んでいる地域は特定出来ない。

でも。全く。
会話に出てしまっていた可能性は捨てきれない。

相手は男性。

私の生活圏内にある店の場所を記載したことで
及ぼされるかもしれない影響を説明すれば理解し
私は写真を。相手は特定した事を。

削除した。

でもこれでは終えられなかった。

勝手だけれども
誰と確かめないといけないと思った。

双方見知らぬ関係と決めつけて解決したとするのは
もし私を知っている事を隠されていたとしたのなら

私達は知り合う以外に
私は身を守りきれないと感じる。

偶然では抜けない違和感が在り続ける。

知り合ってしまえば知人となれば。
許したくないものを直と伝えられる。

いや何よりも
私は知らないけれども私を知っているヒトとすれば
知り合わなければ

抱え続ける見えない恐怖から以来動けなくなると

思った。