■親の介護が気になりはじめたら
どうも。
さて日本人の平均寿命は男性80才が女性86才で、男性も女性も80才をこえたんですね。あなたのご両親は、まだご健在ですか?
私は両親ともまだ健在で、父も母もまだパートで働いております。
電車で一時間くらいのところに住んでいるので、近いせいかあまり頻繁に実家に帰りません。妹が両親と同居しているので安心だと言えば安心なんですけれどね。
うちの妹のように、高齢の親と同居していると親のことが気になる方もいらっしゃいます。
先日は、そういう方のご相談をお受けしていました。
履歴書とか職務経歴書のような実際の応募活動の前の、今後の方向性のご相談です。だんだんと自分達やりたいことや好きなことだけでは、仕事は決められなくなってきますからね。
この方も大学卒業後に入った会社でシステムエンジニアになり、10年近く働いて退職。今までは仕事ばかりで気がつかなかったけれど母親の家事をするのが大変そうな様子に毎日家事を手伝うようになったそうです。
仕事を辞めて時間の余裕ができ、年老いた母親の様子に気がつき、なんとかしてあげたい。だから火事が手伝えるような時間で終わるようなパートの仕事からスタートして、キャリアチェンジをしたいというお考えでした。
ご兄弟もいらっしゃるのですが、家を出ていたり結婚したりで、自宅にいる兄弟は自分だけなので、なおさら親の面倒を見なくてはいけないという気持ちの強い方です。
ご両親を大切に想う気持ちには、頭が下がります。
でもご両親の様子を聞いてみると、確かに年老いてきてはいるものの、介護が必要なところまでは、まだ2段階くらいあるそう。
ということは、もっと手が必要な時期、時間が必要になる時期は、もう少し先のようです。
だとしたら今本当にパートで働く必要はあるのか、というところからお話をさせて頂きました。
もう少し先に確実に介護を優先させなくてはいけない時期がある。それがわかっているなら、その何年後かに時間が取れるような仕事の選び方を、今からしていったほうがいいのではないか。
幸いにも、今までのスキルやキャリアのある方なので、今から先を見越して選ぶことも出来る方でした。なのに、それに気がついていなかったのです。
確かに、今も大事かもしれないけれど、先の方がもっと大切。その時のための準備を今からしておく。
こういった仕事選びの方法もあるのです。
ご両親や、ご家族や周りの事情も考えた仕事選び。先を考えた仕事選びです。
あなたは、ご両親のこと。これから先のこと、考えていますか?
今が楽しいからいい。だけ仕事を選んでいけるのは学校卒業してすぐの就職。
だんだんと身内のことも考えなくてはいけないときは、誰にでもやってくるものです。