人間は決して、

孤立して生きられるようには、

作られていない

司馬遼太郎



震災から約1年経ち以前ほどニュースで取り上げられなくなりつつある

震災に遭われた方々に自殺が増えているとのニュースを観て

軽いショックを憶えた


震災で被害に遭われたは私自身だと感じます

例えば、杖を突いて足を引きずりながらやっとのおもいで歩いている初老の方も

北極の流氷が溶け出し生活の場をもぎとられたシロクマ

全ては私自身の事である。



朝方、通勤する際に、体が不自由で左右に体を揺さぶりながら、そしてふらつきながら

ゆっくりと駅に歩いて行く少年を見かける

いつも一人だ

ただ彼はいつも笑顔のように見える

そう見えるだけなのかもしれないが、彼は圧倒的に強く美しい


良き人々とつながりを構築しているのか

何かしら希望を抱いているのか

私があのような状態になった時に、あの彼のように生きて行けるだろうか


被災地で自殺を考えている人たちに、せめて小さな希望を見いだして欲しい