1月27日
病院で息を引き取ったおばあちゃん。
4号車16番B席の新幹線に乗って虹ヶ浜の景色を過ぎて光へと向かい
会いに行った時の顔は、少し苦しそうな寝顔。
これまで、どれほどの苦しみに耐えて来たんだろう。
小さな島のお寺に嫁いで坊守になって、血の繋がっていない息子二人を育てて、シビアな旦那様にも従って。手術だって何度も経験した。
おじいちゃんが亡くなってからは20年近くも、1人で孤独と戦っていたと思う。
関東にいる私達に何度も会いに来てくれた。片道五時間以上もかけて、重い荷物を持って。
とにかく気丈で、お茶やお花など何でもできて、
声が大きくていびきも大きなおばあちゃん。
顔をしわくちゃにして大爆笑をしている姿を、とても愛おしく思い出します。
受験や1人暮らしで辛かった時、手編みのマフラーと靴下をくれたよね。ものすごく温かい愛情を感じました。
そして私も、家族に対してもっともっと愛情いっぱいに接していこうと思いました。
達筆で、握力が強くて握手したら指が折れそうなくらいだったのに、去年会いに行った時にはか弱い腕になっていて、涙をこらえました。
年賀状も、か弱いながらに沢山の文字を添えて返してくれたよね。
私や姉が小さい頃に作ってあげたもの達を宝箱に入れて、すごく大事にとっていてくれてありがとう。
私があげたお箸も大事に使ってくれてありがとう。
姉のことでいろいろと気遣ってくれてありがとう。
結婚式にも協力してくれてありがとう。
いろんなところに一緒に旅行に行ったよね。また腕組んで歩きたかったな。
一昨日は涙の雨が少し降っていたけど、
昨日の空は、晴れ渡っていて、天女の後ろ姿のような雲がかすかにかかっていました。
きっと、みんなの気持ちが通じて、晴れやかに極楽浄土に行ったんだよね。
遺骨を家に運んでいる時、あなたの存在を腕に感じていました。
父は、この車で6人乗りは初めてだなぁと言っていました。
この暖かい天気も、あなたの暖かさを思い出させます。
たまに会いたくなって、淋しくて泣いてしまうかもしれないけど、きっといつも近くにいるよね。
そして私が道に迷った時に正しい方を照らして下さい。
あの思い出の詰まった家がなくなってしまうのが淋しくてしょうがないです。そして思い出がいっぱいの光に足を運ぶことがなくなることも。
お疲れ様でした。
ありがとうを何度言っても言い切れないけど、本当にありがとう。
私もお陰様の心を忘れず生きようと思います。さよならは言いません。
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