1.    魚の居場所、通り道をしっかりと把握する事

2.    ラインをコントロールする事

3.    フライの動きをコントロールする事

4.    目で見える範囲の生物になるべくプレッシャーを与えない事

5.    自分が最も釣りやすい環境を見つけて、その環境を増やす事


恋の矢足元から5mで飛び出したヒラスズキ恋の矢


以上5点を考慮に入れるとフライフィッシングの敷居が思いっきり下がります。キャスティングもピックアップ&シュートやロールキャストだけでも効率よく魚を釣る事が出来る様になります。


1.    魚の居場所、通り道をしっかりと把握する事

 

“綺麗なループでキャスティングして、より遠くに投げる”

 

これ半分正解で、半分間違えだと考えています。

 

20年ぐらい前、本気でフライキャスティングを練習して40メートルぐらいはコンスタントに投げられる様になったのですが、釣果は決して上がりませんでした。

 

“フライフィッシングで釣果を上げる方法は何だろう?”

 

突き詰めて考えた結果、魚の居る位置をしっかり把握し、フライを魚の鼻先や捕食レンジにしっかりと送り届ける事です。

そこには長距離キャストは必要ないどころかデメリットの方が多いです。何故ならラインコントロールが難しくなり、フライをコントロール出来なくなり、そして手前の生物にプレッシャーを与える事により、狙った魚にプレッシャーを与えてしまうからです。

 

沖合に凄い活性の高い魚がいてボイルしている場合や、ライズして居る場合は別なのですが、その様な状況に出くわす事は年に何回あるでしょうか? そう多くは無いはずです。そうであるならば魚の居る、または通る場所をしっかりと把握してそこにフライを綺麗に通す事に集中した方が釣果に繋がります。

 

魚が捕食しやすい位置は実は足元にある場合が多く、足元を綺麗にしっかりと釣る事が出来る様になるだけで釣果は断然に上がって行きます。

具体的には

“先ず足元から10メートル”

ここをしっかり釣り込むことに注力を注ぎ込むことです。

 

そうするにはピックアップ&シュートをスムーズに行う事。それには綺麗なループを作る事にフォーカスしなければなりません。だからといって釣りに行く時間を削って練習する必要はありません。ロングキャストの練習と違い釣りながら出来るので自分のキャストに注意を払いながら釣りを続けて行くと自ずと上達出来ます。

 

次回へ続く。


今月は東京湾奥でガイド中

 

With+FlyWith+Flyキャプテンの二ノ宮です。当船は東京湾奥でシーバス、クロダイ、メバル、カサゴ、青物等の魚釣りをご案内させて頂いている釣り船です。釣以外にもクルージング、警戒船業務、撮影のサービスも行っております。東京湾奥でボートがご用命の際はリンクWith+Fly