週明けのお昼時
先週末、通りがかりに“ランチやってます”という木札を目にして気になっていた「本壽」というお店に向かいました
改めてやってきて見回しても、ランチの詳細掲示などはなく、わかっていることといえば、どうやら地下にある割烹のお店らしいということのみ
ここはひとまず地下に下りてみて様子を伺い、もしお値段お高めそうなお店なら、失礼しましたと引き返して来ようという及び腰で突入を敢行しました
実際にお店を見れば、たしかにいかにも敷居が高そうな割烹料理店という店構えながら、手書きで書かれたランチメニューを見れば、1,200円と一応は許容の範囲内です
ならば今日のお昼はここに入ってみますか
入ってみれば、調理場を囲むカウンターのみのこじんまりとした店内に先客は2人連れの男女1組
ご店主と思しき恰幅のいい方から注文を聞かれましたので、無難そうなところで「鶏唐揚定食」をお願いしました
目の前のカウンターの上には、作り置き惣菜の大皿
定食の小鉢もそこから取り分けるようで、まず配されたのは小鉢2つと白身の刺身
続いてごはんと香の物とそばが入ったお椀
最後に赤だしと鶏唐揚が配されました
いただいてみれば、なにかが圧倒的に美味しいという突出したものはないけれど、品数が多くて楽しめる定食
いわば、上品にして上質な正統派和食といったところですかね
ここ名古屋では、夜の部はお値段高めのお店が、お昼はお手頃なランチを提供しているという例をよく見るけれど、こちらはその少し上の線を狙っているのかもしれません
気さくにお話をしてくれるご店主にお伺いしてみれば、ランチを始めたのは今月からだけれど、路上に看板を出せないので苦慮していたところ、このビルを管理している方の発案で、“ランチやってます”の木札だけ出してみたとのこと
なるほど
たしかにそれにまんまと釣られて地下に下りてくる馬鹿が、少なくとも一人ここにいます(笑)
ご店主としては、先々ランチの品揃えを充実させていきたいとのことなので、いずれまた様子を伺いに来てみるとしますかね
(7点／10点満点)