飛騨高山を歩いたこの日
ゴール後のお楽しみの昼食となれば、色々と名物には事欠かない当地ですが、私のお目当ては“高山ラーメン”と最初から決めてあります
ただ、あらかじめいくつか候補に選んであったお店の中には、かなりの行列ができちゃっている所もありまして、これから名古屋に帰らなければならない私としては、そんなものには付き合っていられない状況です
だからといって、店内ガラガラで、どこの馬の骨かもわからない店に入っても、悲惨な結果になるのは目に見えています
世の中、混んでいない名店なんてそうあるものではなく、やはりお客さんの数はそれなりに味のバロメーターですよね
ならば、ここはどうかとやってきたのが「つづみそば」
ここも当地を代表する名店と聞いていて、候補の一つにリストアップしてありましたが、メイン通りから少し入った場所にあるからか、はたまたいつもながらたまたまタイミングが良かっただけなのか、幸いなことに行列まではありません
おお、これはラッキーと、早速店内に入り、厨房前のカウンターに席を得ました
卓上に置かれたメニューを見れば、こちらの品揃えはとてもシンプルで潔い
おかげで、あれこれ迷うこともなく「チャーシュー麺(1,100円)」をオーダーしました
見上げれば、「丼を 重ねて そばに 舌鼓」と染められた暖簾
その上のお品書きの左右には来店した有名人が残していったものらしいサイン入り色紙が飾られています
さて、程なく配された「チャーシュー麺」は、まさにオーソドックスにして、ノスタルジックな姿
いただいてみれば、 正統派の醤油味のスープも、ちょっと弱めの麺も、素朴ながらに美味い
具はバラロールのチャーシューが4枚と細切りのメンマ
肉の食感がしっかりとしたチャーシューが美味いな
ちなみに、麺量はかなり少なめ
なるほど
だからことさら大盛りもメニューにラインアップされているわけか
まあ、余力を残しておきたい旅先でなら、この程度でむしろありがたいんですがね
いずれにしても、しみじみと旅情を感じる一杯でした
(7点／10点満点)