当地名古屋に赴任してから間もなく1年
ここまで「台湾ラーメン」「好来系」「スガキヤ」と、名古屋のご当地ラーメンをいただいてきましたが、もうひとつ、「ベトコンラーメン」という、なにやらただならぬ名前のご当地ラーメンが未食のままになっていました
この「ベトコンラーメン」
発祥は愛知県一宮市と言われる一方、岐阜県岐阜市という説もあるようだけれど、いずれにしても、ラーメンブームが続く昨今にして、名古屋圏以外ではあまり知られていないラーメンです
ちなみに“ベトコン”とは、今では“ベストコンディション”の略だとする、いかにも後付けっぽい説明もあるようだけれど、実際のところは、まさにかつてのベトナム戦争におけるベトコン(南ベトナム解放民族戦線)の勇猛さにあやかったというのが由来らしい

さて、前日からの突発事態でまたまた帰りが遅くなった木曜日の夜
今週の夕食は3日連続でラーメン外食だなぁと思いつつ、やってきたのは、栄周辺でその「ベトコンラーメン」がいただけると聞いていた「陽陽」というお店です
お店があるのは通称・女子大(小路)と呼ばれる猥雑な歓楽街のエリア
辿り着いてみれば、かなりくたびれた佇まいの、昔ながらという言葉がぴったり当てはまるラーメン店です
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店内に入ってみれば、これまたかなり年季が入っているし、メニュー写真はすっかり煤けてしまっていて、まるで参考になっていません
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お店の書き入れ時は、酔客がホイホイ吸い寄せられるもっと遅い時間ということなのか、先客はなし
ご店主に案内された席に着くなり、「ベトコンラーメン(900円)」をオーダーしました
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ご店主が具にする野菜を炒めているらしき音などを聞くとはなしに聞きながら待つことしばしで供された「ベトコンラーメン」は肉ニラもやし炒めがたっぷり乗ったパンチのありそうなルックス
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まずはスープを啜ってみれば、ダシだのコクだの問答無用と言わんばかりの強烈なニンニクの風味
一方、麺も、見た目はノーマルそうな中太麺だけれど、食べてみれば、二郎ばりのがっちりストロングな食感で、強烈なスープに負けてはいません
具の肉ニラもやし炒めはピリ辛程度の辛さだけれど、丸ごと1株分使ったんじゃないの?というくらい、ニンニクがゴロゴロと入っています
いやはや
はっきり言ってこれはジャンクの極み
でも、なんだかかなり中毒性が高そうなラーメンです
ただ…
これだけニンニクバリバリだと、いただくのは休日か夜専用ですね

(6点/10点満点)