こちら、通勤路にしている目黒権之助坂中ほどにあるお店で、毎日こちらの前を通っているから気になっていたものの、これまで機会がなく、8ヶ月経過にして本日初入店
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店の前には某ラーメン評論家のコメントが掲げられていますが、微妙に褒めていないし・・・
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こちら1945年創業の老舗とのこと
歴史に疎い人、鈍感な人なら「へぇ~創業67年ですか、すごいですねぇ」で終わっちゃうんだろうけど、1945年・昭和20年といえば終戦の年ですよ
そんな物資統制で物のない時代に創業したってことは、最初はヤミだったんかい、と突っ込みたくなります
ちなみに、カウンターの中にいるのは創業67年とも終戦の年創業ともおよそ縁もゆかりもなさそうな、今時の中国訛りの女性
かなり不安になりましたが、一応チャーシューメン(800円)が売りのようなのでこちらをチョイス
噂通りカレー皿で出てきました
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うん
器とキャベツのトッピングが独特ですが、「昔ながらの」とか「優しい味の」なんていう苦し紛れの形容詞を必要としない、普通においしいまっとうなラーメンです
魚粉粉飾花盛り・鶏系濃厚スープ増殖中のトレンドにあって、こういう味に出会うとホッとします
チャーシューも、見た目パサパサしたものを想像していましたが、味が染みた肩ロースはこれまたまっとうなものでかなり美味しい
今時は、でかいだけが取柄で味が染みていないチャーシューや、柔らかさにこだわりすぎたのか、缶詰の肉みたいになっちゃっているチャーシューなんてのもありますから
ただ…器がこれだとスープを直接すすりにくいのが困ったところかな
 
美味しい店があるよ、って人に薦めるタイプの店じゃありませんが、自分の心の中にはとどめておきたい店ですね、こちらは
 
ところで、終戦直後にはどんなラーメン出していたんだろう?
 
☆☆☆(機会があればまた来ます)