個人の感想、見解です!
ついに公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース10年間の集大成作品。サノスを目の前に、ヒーロー達はどう立ち向かうのか…



ららぽーと船橋のレイトショーで見て来ましたが、満席じゃないか?くらいの混みようでした。普段八千代緑が丘で誰もいない劇場で映画見てるからけっこう驚きだった。笑



MCUファンとしてはこの映画のために今までがあった!くらいの期待、その反面全世界からの期待に添えるのか?という不安、単純にヒーロー達が勝てるのかという不安。とにかくたくさんの思いをかかえて見に行きました。
以外、感想 ※ ネタバレします







開始5分で劇場は絶望感と死の匂いが漂っていた。
てかソーはラグナロク当たりから可哀想過ぎやしないか笑
ハルクに大してパワーだけでなく、スピード、戦闘テクニックで圧倒したサノスは、早々に劇場の観客に対して『今回は本当にやばい』というのを伝えていた気がする。
そしてロキ。ラグナロクのエンドクレジットでは『まーたこいつは!』と思ったけど(石を持ち出していた)兄弟、家族への思いはきちんと取り戻していたんだな、と。寝返りきれない葛藤、そして最後の『オーディンの息子だ』にすでに泣きそう。
少しこの場面の時に、ネビュラに似ているなと感じた。ずっと羨んでいて、疎ましく、憎んでいた兄弟を最後の最後で自分の命を賭してでも守ろうとする。複雑な愛の形が、この映画では何度も出てくる。
地味にヘイムダルおじが死んだのがめちゃショックだった。かっこいいおじ様すき。




ここまで書いたけどパート毎に話してるといつ書き終わるか分からないので掻い摘んで。笑
やっぱり集合映画の醍醐味は『共闘』だと思うんです!ソロ映画でヒーロー毎にそれぞれの持ち味を出して、集合してその持ち味を他のヒーローに活かすという事ができるのは本当に魅力的。そしてそれぞれのキャラがどう絡むんだ?というワクワクもMARVELならでは。
今回の共闘での個人的に1番だったのはストレンジ&スパイディ&クィル。魔法+科学+パワーの美味しいところをふんだんに使ってサノスと立ち回っていた。見応え抜群。



ストレンジとトニーは2人とも元々は傲慢な金持ちで、挫折を経て成長し、悪と闘うヒーローである。でも根っからの口の悪さと皮肉屋な部分で衝突し合っている反面使っているのは人知を超えた魔法と最先端をいく科学というのも面白かった。

ガーディアンズとソーの出会いには爆笑必至。クィルいじられすぎ。笑
今回ソーの株爆上がりだったなあ。スーパーヒーローってこれだわって感じだった。ワカンダ戦でソーが戻ってきた時に劇場で小さくガッツポーズが出てしまうくらいに。ゴミパンダともすごい仲良しになったしな!(gotg2のこの訳は本当に神)
そして今回のガモーラなんかむちゃくちゃ綺麗だった。本当に予想だけどアベンジャーズ4以降も、きっとガモーラだけは戻らない気がする。ガン監督も次のガーディアンズで全員いるか分からないって発言しているし、他の居なくなってしまったヒーローは『消滅』のような形で砂のように消えてしまったのに対し、殺されたり死亡したような表現がされたのは、ガモーラだけだった。これはロキやヘイムダルなんかにも言えることだけど。
石の力によって消滅したのではなく、普通に殺されてしまった者達であるから…


そして僕の大好きなキャプテンアメリカ。もう登場の時の仁王立ち。最高。ヒゲも似合っておられる。これは隠れているからこういう見た目になったのもあると思うけど、クリス・エヴァンスが元々ヒゲ好きみたいな所があるのも影響してる気がする。笑
ウィンターソルジャーまでは目立たなかったけどシビルウォーではけっこう剃った跡が痛そうで目立ってたし。メイクの関係ももちろんあるけど。ナターシャ役のスカヨハも赤髪に染めるのがダメージが大きすぎるのもあってあの髪になったみたい。

とにかくキャップはかっこいい。自分の信念は絶対に崩さない。呼ばれたら、必ず駆けつける。たとえ敵がどんなに強大でも、敵が自分の国家であっても。
キャップの言っていた『命に大も小もない』というのは、この映画においてどっちのサイドからも納得できる言葉だった。アベンジャーズは『命に大も小もない』から、守る。サノスは『命に大も小もない』から平等に無差別に生命を半分にする。


沢山泣いたけど、1番はスティーブ?と声をかけながら消えていくバッキー。嫌だ、行きたくない、と言いながら消えてしまうスパイディ。ほんとに一気に悲しみがこみ上げてきた。トムホ演技うめぇ…
この場面はウルトロンでトニーが見た悪夢そのものだと思うし、トラウマ大丈夫かな。
トニーと言えば、今回のスーツでいきなりナノマシンだ、とか言ってクソハイテクになってたけど、あれは多分ワカンダが開国した結果技術提供とかを受けたのではないのかな。それか単純に地球の科学技術がgotgの世界に追いついてきたと考えることも出来る。どっちでも上がる。笑






総括的感想として、本当によく出来てきていて、他のレビュアーも書いていたけど、この映画はサノスが主人公だった。感情を表現するパートも多かったし、どんな信念や苦悩を持って戦っているかをしっかりと観客に伝えて、苦しみながらも障害を退けてついに目的を果たし、穏やかな笑みを浮かべる。僕はエンドロールなど全てが終わりいつもの"○○(ヒーローの名前)は帰ってくる"というお決まりのワードの所に、"サノスは帰ってくる"と出た瞬間、この映画を前後編にしないで、単体として扱った意味が分かった。これは、サノスを主人公とした物語で、サノスはそれを成し遂げて完結して見せたのだと。そう考えると10周年記念でこれをぶつけてきたMARVEL恐ろしいし見事すぎる。そして150分という時間で『本当にやばいかもしれない』『もしかしたらいけるか?』のジェットコースターを描き切ったルッソ監督兄弟には感謝しかない。凄すぎ。神。




音楽もすごく良かったよね!!各ヒーローのパートでしっかりとその映画のサウンドを使っていて個人的にとても上がりました。キャップのところでSHIELDのテーマ流れたの本当に最高



勝てないだろうなぁ、とは思ってたけどそれすら全部ひっくり返された映画、完成度、興奮度、すべてMAX。
きっとストレンジはすべて見越してのこの結果だと思う(最後の『これしか手はなかった…』は意味深すぎる)し、これ覚えといてください、劇中で1度も『負けた』『敗北した』という事をヒーローが言っていないんです。クィルが『敗けたのか…?』と聞いたシーンでも返事は明言されていない。
つまり、まだアベンジャーズは負けていない。一年後、全てが分かる。









なげえーーーーー待てねーーーーー!!!!笑
とにかくこんなに印象的なシーンが多すぎて1回で覚えてしまう映画無いよ!!そしてとにかく発散したくて書いちゃったよ!!監督ごめん!サノスごめん!月落とさないで!

見たらみんな語ろうね(´・_・`)

※あくまで個人的感想、見解です。