大尉の好きな漫画家の一人で、CHOCO氏という方がいる。
 代表作だとイグナクロス零号駅とか、デザインでの有名所だとゼノサーガシリーズのもっこすとかエロ同人等があるベテランの方で、ともかく筋金入りのヲタか、オタク歴が長い(つまりはオッサン)、特に電撃大王世代は直撃である。
 線描は細く緻密で、ロリとハードなSFとロリとシャープなメカとロリとを得意とし、作風には独特のユーモアとダークさ(とエグみ)がある。
 そんなCHOCO氏の作品に出てきそうな感じにしたかったのがコレ↓である。
 全長245mm、刃厚6mm、D2鋼、刃渡りはカッター部も含めて135mm、ナイフエッジ部だけなら5インチブレードになる。
 エッジはダブルエッジで、フラットグラインド。硬度はHRC60のサブゼロで、黒染めストーンウォッシュ仕上げ。
 バックにはセレーションを入れてみた。
 ブレードの付け根部には半円型のカッターを設け、ブレードにはフィンガーホールを開けてある。
 その分ハンドルは短めで、普通に持つとこんな感じ。
 バットはグラス(スカル)ブレーカー状になっていて、ハンドル尾部には12mm径のホールをあけてある。
 これは短いハンドル長を補うためのフィンガーレストで、↓のように小指を置いてハンドルの把持性を確保するためのもの。これが有るのと無いのではかなりグリップ性が異なる。
 ハンドルスケールはG10で、コークボトルシェイプだ。
 シースは2mm厚カイデックス。太いぜ〜(シースが)。
 ステーキも切れるよォ〜!


 で、「コイツとCHOCO氏とどういう関係があるの?」という声が聞こえてきそうだが、コイツのデザインネタ元がイグナクロス零号駅第5巻某シーンに登場するブレードにあるから。

「ちゃんと出来ましたか?」

 できませんでした!

 いやつーかね、元のデザインは目測10インチくらいのダガーブレードなんですよ……。
 完全再現は法的にも著作権的にも無理なんです……。だから“SFっぽいナイフ”なんです……。
 まあデザインラインの複雑さ(と漫画としてのウソ)もあってディティールすら再現不能でした。

 無念。

 次回はHRC62ナイフをやる。