Movie and Music Diaries -27ページ目

映画講義3回目

先週は休みでしたが、また今日から講義再開ニコニコ

さて、今日は恋愛映画について語りましたよ。しかもまぁ色々と語ったこと、語ったこと。ウォン・カーウァイの「恋する惑星」を題材に語りました。しかしまたウォン・カーウァイとはかなり異端なところ突くなぁあせる


「恋する惑星」でもカネシロの章ではなく、トニー・レオンとフェイ・ウォンの章を取り上げました。一応映画を見せているので、時間の制約もあり、しかも語りたいのものあり、分かりやすい方を選択。フェイ・ウォンの身振り、表情、その一連のカメラワーク、バズ・ラーマンと同じく女優の撮り方が上手い監督だと思います。「マイブルーベリーナイツ」も好きなんですが、ノラ・ジョーンズがやたらと綺麗に、そして魅力的に撮れてましたしねぇ。「恋する惑星」では、すれ違いの恋愛模様を実に分かりやすく撮っています。


そして、やはりこの映画で特筆すべきはクリストファー・ドイルの撮影技法でしょう。手持ちカメラで役者を追っかけて縦横無尽に動くカメラワークは実に鮮やかで美しい。美しさを際立たせるポイントとして、色の使い方、役者からピントをずらさない高度な撮影技術にあるのだと思います。このドイルのオッサンは普段はただの酔っ払いでインタビューも酔いどれながら出たり、ピーター・チャン監督の「ラヴソング」では酔いどれ教師役で出演したりと、撮影していない時は大体酔ってるんじゃないかと思える人です。いや、撮影も酔っ払いながらやってる可能性高いですニコニコそんなオッサンですが、ウォン・カーウァイと組んだ時は本当にいい仕事してくれています。時にくどく感じますが、そこがドイルらしいところでしょうか。


「恋する惑星」は美術に拘りがあり、飛行機の模型、水槽、フェイ・ウォンが勤めている店のセット、カリフォルニアというバーのセットなど非常に考えつくされたプロダクション・デザインです。ウィリアム・チャンという人が担当していますが、ウォン・カーウァイとの相性は良く、ドイルと共に映像クオリティを上げることに貢献しています。私が思うに、恋愛映画で小物の使い方は肝だと思っています。「恋する惑星」ではトニー・レオンがぬいぐるみに話しかけたり、挙句ビールにまで話しかけたりと寂しさが伝わってくるんですよね~あと手紙の使い方も上手い。こういう拘りがウォン・カーウァイらしさなんでしょうね音譜


私も映画を撮る時は優秀な撮影監督と画の構図を入念に練って、画に拘った作品を作りたいと思っています。準備中の映画は間違いなくそういう映画にしますよ!!いやいや、絶対にウォン・カーウァイっぽくはしませんからねあせる