命拾い
12月ってこんなに寒いものでしたっけ?しかも、まだ上旬だというのに…。ここのところ、雨も例年より多い気がして腹が立っております。冬の雨はたまりませんね。真冬の雨は恐ろしいんですよ、皆さん。
昔、原付を持ってた頃、真冬に雨の中を原付で帰らざるをえない時があった。長時間雨に打たれ、手袋もしてはいたのだが、安い手袋だったのでビショ濡れになり、家に着いた時に手がかじかみ過ぎて手がまともに動かず、Gパンのポケットから家の鍵を出せなかった事がある。
当時キツめのGパンを履いていて、しかも濡れてるから、本当にGパンの前ポケに手を入れる事が出来なかったんですよ。何だったら手袋外すのも手袋を噛んで、やっとの事で外したほどであった。それほどに手がかじかんでいたのです。
私は非常に疲れていたし、とにかく一刻も早く部屋に帰って温かいシャワーを浴びたかったから、コンビニの店員さんに頼んで、ポケットから鍵を取ってもらおうか本気で悩んだ。濡れてるし、とにかく寒い訳です。
とりあえず、コンビニに行って少し店内をうろついたんですが、手はなかなか回復の気配を見せない。運悪く女の子の店員さんしか見当たらなかったんですが、「もうこれは仕方ない。泣いてもらうしかない。」と私は思った。
21時40分くらいだったのだが、22時に来るであろう交代のオッサンの店員を待つ余裕は私にはなかった。お客様の手が動かない訳ですからね。これはもう完全に仕方ないのです。
「すいません、私はそれはもう完全に怪しい者ではないのですが、ちょっとこのポケットに手を入れてもらって、ポケットから鍵を取り出してもらえませんか?というのも、手がかじかんでしまいましてね(笑)。」
私はこのように紳士的に振る舞えばぎりぎりセーフだと考え、セリフを一度復唱してからレジに向かって歩き出したその時、熱い缶コーヒーとかが入ってるホットケースが、私の視界に入って来た。
「ああ!?」
…あの時の衝撃をわたしは忘れない。こんな簡単なことだったのだ。そして缶コーヒーで手を温め、しばらくすると何とかポケットに手を突っ込めるようになった。私も店員さんも命拾いをしたのだ。ありがとう、缶コーヒー。
皆さんも真冬の雨には気をつけてください。
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