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名言コレクション



「来年もしR-1で落ちたとしても、この一年やれる事は全部やったんだと思いたいんです。ああしておけばよかった…。とか、そういう悔いを絶対残したくないんです。」


~福谷大河(TAIGA)~


私と同い年のピン芸人であるTAIGAさんが3ヶ月ほど前に、星野監督みたいな顔で言った言葉である。男の覚悟が表れている言葉ですね。私も並々ならぬ決意を感じたものである。

そんなTAIGAさんは今、私と同じように毎月3本新ネタをやるライブ、「TAIGAパーティー」というライブをR-1の為だけにやっている。私もこないだゲストで呼ばれ、「TAIGAパーティー」に出演しました。

私はこの熱い男の新ネタに、熱い視線を送った。R-1に全てを賭けているといっても過言ではないこの男が、一体どんなネタをやるのだろう?と。私も男の顔で舞台を見つめたものである。

すると、とある新ネタで歌を歌っていたTAIGAさんが、突然後輩芸人の「田中さん」という、52歳のキワモノ芸人をネタ中に舞台に呼び込み、彼を使って巧みに笑いを取り始めるではないか。

私は一瞬、忍法にでもかかったような訳のわからぬ気分になった。「これは一体、何の術なんだ?」と、私がクラクラしている間にも「田中さん」をメインに使い、ネタは10分近く続いた。

言うまでもなく、R-1とはピン芸人によるピンネタの大会である。「田中さん」が出て来る場面は絶対にありえない。もっと言うなら、ネタの尺も3分だ。

このR-1とは全く関係ないネタを終えて帰って来たTAIGAさんは、また星野監督の顔に戻った。「勝ちたいんや!」というんじゃないかと思ったほどだ。

あの時の彼の「やれるだけの事は」とか、「悔いを残したくない」云々かんぬんというセリフは、私への壮大なフリだったのだろうか?謎は尽きない。

来年もし、彼がR-1で落ちる事があったとしたら、もう既に「悔い」の材料は出揃っている。おそろしい男です。あ~面白かった。















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