ラ・マルセイエーズ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

大体、フランスで喰ったフランス料理は
クロワッサンとクロックムッシュだけ。


着いた翌日早々、ルーヴルそばの札幌ラーメン。
それにすらすがりたかった流浪のジャポネ。
夢を失った。花の都は仕上がらない町だった。


パリ北駅では、赤子を抱いた黒マントの女が
切々と物乞いしながら、赤子は実は首に括られた
木偶人形で、突き放しぎわ女の両手は僕の腰の
ポーチを余裕でまさぐっていた。ほどなくして女、
お縄を頂戴して警官隊に引きずられていった。



受け入れがたい現実と呑み込まれる悪い夢。


スポーツバーで「デュガリー出せデュガリー」と
TV観戦に白けたパリジャン、エメ・ジャッケが
デュガリー投入を告げた時、一斉にスタンディング
「ほんまに出してどないすんねん!」…まるで吉本。


結局、カントナやパパンを外して、テュラムや
アンリ、ジダンら移民の血で蘇生したレ・ブルーは
ジュールリメの栄光を制した。20世紀最後のW杯。











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