紙やきホルモサ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

アナグラムでも、
いつものように思わせぶりな
タイトルでもないの。
これが店名。そして料理名。
紙やき。ホルモサ。
燃えない和紙の上に野菜や果実のペースト、
スパイス、味噌みたいな謎の
割下。それをコンロ直にくべる。
羊肉を煮て喰らう。
和紙が燃えないことより、複雑にして
甘美な謎割の味に、そして
何より『ホルモサ』って語感がくれる酩酊に
とても水平を保っていられないの。
「ポルトガル語で美しい島。台湾のこと。
でもポルトガル料理でも台湾料理でもないの」と
謎中の謎は脳のどこにも着地しない。
これはひょっとして
正式なフレンチも、麻布の名イタリアンも
経験がない、頭でっかちな
カウンターの寿司ですら稀な僕の
孤高のやんごとなき到達点かもしれない。



エクスタシーへのスリーステップス。




青山一丁目のツインタワーにある店は
昔は落ち着いた内装の
女子の足元の水平を奪ってくれるような小洒落た
店だった気がするが。バブルはじけて
日が暮れて。今は昼時のサラリーマンで
ごった返すリーズナブルな定食屋と化している。
相席を求められ着席後「紙やきを」と頼むと
別テーブルへ通される。やんごとなき気分になるが
まわりの視線が痛い。
「お気楽だなお前。昼からのうのうと紙やきか。
非常識な格好でお前はブラッド・ピットかなんかか」
ジョニー・デップでもディカプリオでもない
僕はとても居たたまれないので
わざわざ日本橋の本店まで足をのばすことにしたの。
ここはメニューは紙やき一本だ(´・∀・`)
でもやっぱり浮く。僕は日本橋のエイリアン。
「貴様のようなジャンクな風来坊の来る街じゃない」
僕は風来坊。ふらり飛んで目を回す極楽とんぼ。


でもまた来るよ(`∀´)













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