やってます。汗かいてます。
チュウハイです。
オッサンの「やってるアピール」ってのは世の中でも最も醜悪なことの1つですねぇ…
ブレースを除去していきます。
スキャロップっぽく削ったりしてるのは、データ採りのためです。
ちょっと削ってはタップ音を録音をして、を繰り返してます。
こういうことをやらなきゃ理解できない、「造り」ってのがありまして。
トーンバーの接着。
接着剤を塗ってピッと手で押さえてから放置したくらいの接着でした。
そりゃ浮いたまま固着します…
トーンバーがトーンバーとして機能してないはずです…
あと、このブレースの割れと
トップの割れが連動してるなーと。
これは、一般的なアコギで起こるトップ割れと違いまして。
本来は柾目材でブレース(補強)する部分に板目材を使ったことで、
ブレースが弦の応力に耐えず割れて動いた、というのが原因です。
ギターの扱い方や木の問題でなく、製造側の問題。
いろいろと楽器以前に木工の基礎が…と思わせる造りです。
話は少し変わりますが、ランニングアプリを使い始めてから120kmほど走ってます。
どうも下半身が疲れ過ぎる気がしていて、ここ最近はフォームを考えながら走ってました。
ようやく昨日、疲れないフォームが分かり、同じ距離でも楽に早く走れるように。
力の使い方、力の伝わり方なんですねぇ。
アコギもそうなんだよなぁと。
力をどう伝えてどう使うか。
間違った力の使い方をすると、壊れやすく音も良くない。
ってのが今弄ってる個体に当てはまります。
Sergei de Jongeの言う、
「アコギは構造的に壊れない良い状態であれば、通常は音も良い」
という言葉を思い出しました。
また。
正解は複数ある。
けど、それは不正解の不存在を保証しない。
楽器として不正解の造り、ってのは確実にあるなぁと。
最後に、最近見た映像。
好き嫌いは有ろうかと思いますが、とても面白い内容でした。
では。