最悪のタイミングになった。
7月に他界した先代社長。
新型コロナの影響で密葬となったが、
取引先の方々に供養してもらうタイミングも必要だった。
満中陰が終わった段階で「お別れ会」を計画した。
9月に開催の予定だったが第2波の真っただ中になり延期。
10月を過ぎ、感染者数は相変わらずだったが重症者の数が落ち着いていたので、
11月の故人の誕生日に「偲ぶ会」として開催を再企画した。
それがこの第3波にドはまりしてしまった。
もう祭壇も献花用の生花も軽食用の食品も準備万端だ。
自称SDGs推奨者である自分が、これらを廃棄する決断は難しい。
これから会場スタッフと最終打合せに入る。
これまでも4ヶ月以上の時間をかけて対策を講じてきた。
さらに出来うる手立てをすべて施し、決行する。
何かあったら、全て僕の責任。
辞任する事も出来ないので、非難を受け、謝罪を続け、お詫びを繰り返し、反省し、
後悔しながら経営を続けて行かなければならない。
同じ様な事が何度もあるのでもう恐怖心は無いが、責任を背負う気力と体力が、
そろそろ限界に近づいてきている。
つくづくサラリーマンがいいと思う。
仕事の最終責任は経営者に投げられるし、退職と言う手も使える。
定年になれば誰からも逃げたとは言われない。
普通に定年まで給料がもらえると信じている。
今、中小企業の経営者に成りたい奴、居るかぁ?!
続けるのも辞めるのも苦しみしか無い。