ツイスターゲーム
自分の能力の限界も見えてきた。
コロナ禍が過ぎても元々顕在化していた諸問題は解決が難しい。
会社をたたむ経営者も増えている。
たためるだけの資金が足らないと、社長の生命保険で穴埋めする人も出るだろう。
僕も同じ業界の会社とのM&Aを選択肢の一つとして模索している。
中小企業の経営者向けのカウンセリング記事を読んでいた。
今の経済状況は、遠くを見てもただの暗闇しか見えない時期です。
希望が見えず絶望だけを考えて進むことは難しい。
足元の見える所へ確実に一歩ずつ足を出して進みましょう。
確かに、耐え忍んで生きて行けば、状況が好転する事もあるだろう。
しかし、日々問題は起こるし、経済が右肩上がりになる事はもうない。
問題の解決のために、無い頭をフル回転させて、色々手を打つが、
やってもやっても叩きのめされる様な結果に終わり、きりがない。
こんな苦しい職業を能力のない者に継がしたくはない。
ましてや身内に継がすなんて、不幸を押し付けるような物だ。
足元の見える所へ確実に一歩ずつ足を出して進みましょう。
足元に見える狭い足場へ一歩踏み出し、次の足場を探してみる。
ふと見ると、さっきまでたっていた場所はもう崩れて後戻りさえできない。
昔タカラから出ていたツイスターと言うゲームを覚えているでしょうか?
もう既に倒れてもおかしくない様な体制でギリギリ支えながら立っている。
「社長、我社の方針を示して下さい」
手を貸そうともしない様な奴に限ってとどめを刺してくる。
私は他人のために身を粉にして働けるほど人格が出来た人間ではありません。
「好きなように進みなさい。責任は取れないけど」