糖質制限に副作用ってあるんでしょうか?

      糖質制限に関してよく言われる副作用ですが、どんな時に起きるんでしょうか

 
      また予防方法ってあるんでしょうか?
 
      
      
 
      糖質制限は毎食の糖質量を最低でも10g摂取していればまず起きる事は
 
      ありません。
 
 
 
 
      でも、時々、副作用の発症の話を聞きます。
 
 
 
      副作用って本当なんでしょうか?
 
      
      
      副作用の心配を解決しないと簡単には実行できませんよね。
 
      痩せたいって言う思いが切実であればあるほど悩ましい問題です。
 
 
      そこで一般的に言われている副作用を書き出してみました。
 
 
 
      1.糖質制限を行うとリバウンドする。
 
      2.糖質制限を行うと、頭が痛くなる、頭がボーとする
                 集中力が無くなる。
 
      3.糖質制限を行うと筋肉が落ちる。
 
      4.糖質制限を行うと動悸がする。
 
     
  

 糖質制限を行うとリバウンドする、本当ですか

     糖質制限を行うと、炭水化物の摂取量がへります。

 
     その分のカロリー摂取量が当然減少します。
 
     白米一膳分で約250kcal分です。
 
     
     
     そもそもが糖質制限は慣れるまでストレスが多少あります。
 
     その意識は脳が糖質制限の回路を作り出してしまえば大丈夫です。
 
 
     そんな中でカロリー制限は食欲に対して欲求不満がたまります。
 
     そして、長くても3ケ月以内にリバウンド引き起こします。
 
 
     リバウンドの原因は、炭水化物のカロリー摂取不足によるものです。
 
     減らしてしまった炭水化物に対してのカロリーは糖質を含まない食物で
 
     補充する必要があります。
 
 
     タンパク質、脂肪分です。 補充すればリバウンドは発生しません。
 
     何しろ空腹感が無くなります。
 
 

  糖質制限を行うと、頭痛、集中力低下が発生する。
  

     昔、学校で”朝ごはんをしっかり食べろ”と言われていませんでたか?

 
     部活の監督や先生も言っていたと思います。
 
 
     この意味は数年前までは炭水化物、糖質の事だと思われていたのですが
 
     最近は、医療の専門現場、ダイエットの専門医などから
 
     集中力の低下は”糖質量が問題では無く、カロリー制限が問題”と言われる
 
     様になって来ました。
 
 
     またもやカロリー制限です。
 
 

     ご飯で糖質を制限しても、カロリーは制限してはダメ

 
    カロリーはしっかりとりましょう。
 
       *日本人の食事摂取基準(2015 年版)
      活動量           低い     普通    高い
      男性 18歳~49歳    2300     2650    3050
          50歳~70歳    2100     2450    2800
 
      女性 18歳~29歳    1650     1950    2220
          30歳~49歳    1750     2000    2300
                      50歳~69歳    1650     1900    2220
             標準的なカロリー摂取量ですが、これを大幅に損なうと
 
      体調が崩れますから、絶対に守る事です。
 
 
 

 糖質制限を行うと筋肉が落ちる。

    糖質制限では、備蓄している中性脂肪を分解してケトン体を生成してエネルギー

 

      にしますから、筋肉が分解される事はありません。

 
 

      体脂肪の素を分解してスリムになるのが糖質制限です。

 

      筋肉を分解してブドウ糖抽出するのはカロリー制限です。

 

     

      

      
 

 

             エネルギーが減れば、どんな場合でも体脂肪が分解される訳では無く

 

      ケトン体生成回路が生成されている必要があります。

 

 
      ケトン体生成回路は糖質制限で出来上がります。
 
      筋肉の分解は糖質制限の副作用ではありません。
 
      カロリー制限の副作用です。
 
  
   

  糖質制限を行うと動悸がする。

    この方は別の体の問題が絡んでいる可能性があります。

 
     その後、ネットで報告すると結んでいますが、私の見る限り報告がありません
 
 
     2年以上前の段階では、日本糖糖尿病学会でも糖質制限に否定的な
 
     論調が目立ちましたが、米国糖尿病学会では糖質制限の肥満症や糖尿病の
 
     食事療法に糖質制限をはっきりと認めています。
 
 
     現在は日本糖尿病学会でも、渋々、ながら認めていると言うのが現状です。
 
 
     この動悸に対する副作用は、その後、糖質制限の専門家のグループでも
 
     話がありません。
 
 
     ただし、腎臓病、肝臓病の方の糖質制限は注意事項として専門家が公言して
 
     いますので注意して下さい。
 
 
     糖質制限の糖質量の下限規定値は10gです
    絶対に守る事です。
 
    
 

  今まで言われていた糖質制限の副作用のほとんどがカロリー制限の副作用

 

  であると言う事が解りました。

 
  皆さんも、糖質制限減らした炭水化物分のカロリーをタンパク質や脂質から
  しっかりと補充して下さい。
 
  それでは  また。