以前にこれに関する記事を書いてから、もう2年も経ってしまった。しかし、この頃はこの記事を読んでくれる人が結構多い。とすると、続編を書いた方がいいなと言う気がしてくるわけだが、色々忙しくてブログの執筆まで手が回らなかった。おかげで最新の記事が半年前の公開と言う体たらくだが、これからまた再開しよう。

今回は車体編である。かつての私の愛車インテグラDC2に施したマイナスイオンチューンを説明しよう。それに伴い、なぜこのような効果が出るのかを説明していきたい。そうすれば、この記事を読んだ人が、マイナスイオンチューンのより高度な応用ができるようになると思う。

ひとまず前回の記事のリンク。

「部品交換なしにお手軽に車のエンジンを大幅にパワーUPする方法」

https://ameblo.jp/caplica6/entry-12075573548.html

まず、乗り心地を整えよう。

これは簡単だ。まず、ダイソーからトルマリンパッチと言うものを買ってくる。画像を載せるが、今はダイソーでも置いていない店舗もあるかもしれない。その時は類似品を何処からか見つけてきて欲しい。私自身は代替品を探したことがないので、ここで紹介することは残念ながらできない。

このトルマリンパッチをタイヤのホイール部分に4つ貼る。無論、均等の間隔で円を4等分する位置に貼るのが良い。ホイールのタイヤに接する円周部分、これの内円部分が貼る位置だ。全てのホイールに同様の処置をするので、パッチは16枚必要になる。

これで乗り心地が良くなるのだが、その前にもう１つやることがある。オートバックスだの、イエローハットだので車体の静電気を除去するセイデンキトールと言う商品を売っているが、これを買ってきて車体に装着する。車体に溜まる静電気を地面に逃して、埃の付着を少なくすると言う商品である。

前の記事でも書いたが、エンジンルーム内を飛び交う強い電磁波はマイナスイオンを中和してしまい、マイナスイオンの効果を無にしてしまう。それと同じで車体に溜まった静電気はプラスに帯電しているのでマイナスの電荷を持つマイナスイオンを中和してしまう。それを防ぐために静電気を地面に逃す必要があるのだ。

セイデンキトールが手に入らなければ、東急ハンズあたりで細いステンレスワイヤーを買ってきて車体の底部の何処かにつなげて地面につくぐらいの長さにカットして接地させておけば同じ効果が出る。きっちり仕上げるなら電工用の圧着端子にステンレスワイヤーを固定して、その圧着端子を車体底部の何処かのネジを緩めて、ネジと車体の間に圧着端子をはさんでネジを締めておけば脱落の心配もなくなる。ここまでの処置をすれば、あら不思議。乗り心地は劇的に改善される。

私はスポーツカーが好きで、それでインテグラに乗っていたわけだが、私の乗っていたインテグラはTYPEーRのベース車になったモデル。並みの車と違ってかなりスパルタンなセッティングだ。おかげでTYPEーRほどではないが、サスペンションがめちゃ硬い。ドライブ中、コーヒーを買いに道路沿いのコンビニに入る時なんかにそれがよく分かる。低くなってるとは言え、歩道の段差に乗り上げると、ガシッと来る衝撃はかなり強い。はっきり言って、デートで助手席に女性を載せて「またこの車でドライブに行きたいわ」と言ってもらえるサスペンションではない。

それくらいサスペンションが硬いのだが、これがスポーツカーだ。コーナーで車の挙動を安定させるにはこれくらいの硬さでなくてはダメなのだ。スポーツカーとしての足回りは乗り心地と完璧に反比例する。そんな足回りでも、マイナスイオンチューンでホイールにトルマリンパッチを貼っておけば、並みのセダンより路面の凹凸の衝撃を吸収するようになってくれる。

これはタイヤのゴムの硬度が上がるからだろう。歩道の段差を乗り上げる時にガシッと衝撃が来るのはタイヤとサスペンションが充分に衝撃吸収できず、ホイールがタイヤのゴムを挟んで段差の角と当たっているからだと考えられる。ハンドル握っていると、そんな感じの衝撃だ。これがトルマリンパッチをホイールに貼ると、タイヤのゴムにしなやかな硬さが生まれ、路面の凹凸に合わせてタイヤが変形する時、変形度合いが大きいほどバネとしての性質が上がる硬さになるようだ。おかげでトルマリンパッチを貼った後は、歩道の段差を乗り越えても強い衝撃は一切感じられない。これならスポーツカーの硬派な足回りでも、デートに使える軟派な車になってくれる。

このマイナスイオンチューンのゴムを硬くする性質は、金属にも同じように現れる。だから、マイナスイオンチューンで車体剛性を変えたり、サスペンションのバネレートを硬くしたりすることができる。

では、さらなる乗り心地の向上を狙って、マイナスイオンチューンで車体剛性を上げてみよう。具体的にはトルマリンパッチをサスペンションの付け根周りにベタベタ貼る。車用語でタイヤハウスと言うが、これによってタイヤハウス部分の剛性が上がり、サスペンションが動く時に生じるボディの歪みが低減される。おかげでサスペンションがしっかりと固定され、きちんとストロークする。当然、衝撃吸収性能は向上。この２つを施せば、どんなスポーツカーでも乗り心地は高級セダン並みになる。

さて、マイナスイオンチューンで乗り心地は申し分ないほど向上した。今度はスポーツカーとしての大事な性能、コーナリング性能を上げよう。それにはサスペンションを硬くせねばならない。ホイールにトルマリンパッチを貼ってない車でこれをやると、峠やサーキット向きのハード過ぎる足回りになるが、すでにトルマリンパッチ処理済みなら、強烈なハードサスにしても乗り心地にさほど影響はない。それどころかサスを硬くすることで車体の挙動が安定して、交差点を普通に曲がるだけでも気持ちよく曲がってくれる。さらにはブレーキング時のノーズの沈み込みも減り、コーナリングフォースがしっかりとタイヤに伝わるので、コーナーの先へ先へとノーズが入っていく感じになる。FFは曲がらないと言われるが、そんな基本特性すらぶっ飛ばす劇的な効果を持つのがマイナスイオンチューンだ。回頭性に優れた車はハンドルを握っていて実に楽しい。

ここで車体関連は終わり。次はまたエンジンに戻ろう。

インテグラとかランエボは、ギアレシオがクロスレシオで1速から5速までのギア比が接近している。おかげで最高速は伸びないが、ギアチェンジの際に回転数の落ちが少なく、エンジンのパワーバンドを維持しやすい。またサーキットで5速を使い切ることができる。早い話しがクロスミッションはサーキット走行を念頭に置いたスポーツ性の強いギア比だと言える。しかし、そのおかげで高速道路で時速100km以上で走行すると、1番重い5速で走ってもエンジンの回転数が上がったままでうるさい。

これと反対なのがGTRやインプレッサだ。ワイドレシオで最高速が伸びるが、サーキットや峠ではギア比が広すぎてうまくない。反対に高速道路では静かに走れる。よく峠やサーキットではインプレッサよりランエボの方が速い、と言われるが、それはインプレッサの高回転型で低速トルクがない水平対向エンジンのせいと言うより、クロスかワイドかのギアレシオの差の方がでかい気がする。

まあ、それはともかく、インテグラは高速道路ではうるさくてスピードが出せない。しかし、これもマイナスイオンチューンで改善できる。

やり方は色々あるが、1番単純なのはシリンダーヘッドにトルマリンパッチを貼ること。これをするとエンジン内部のフリクションが減って、エンジンが驚くほど静かになる。本来、高速走行ではエンジン音がうるさいインテグラだが、シリンダーを含めたエンジン周りのマイナスイオンチューンを施すと時速170km以上出してもうるさいと感じなくなる。ノーマルだと時速120kmでもうるさいくらいだったのに、これは劇的な効果と言っていいだろう。

エンジン丸ごとマイナスイオンチューンする方法で最も効果的なのは冷却水のマイナスイオン化だろう。これを実施する場合はトルマリンパッチではなく、トルマリンシートを使う。トルマリンシートの写真を掲載するが、これもかつてはダイソーで売っていた。今は売ってないので、何処かで代替品を見つけて欲しい。トルマリンを含有した紙もしくは布製のシート状のものなら何でもよい。

これをラジエターに繋がる冷却水のパイプにグルグル巻きにする。エンジンの近くには巻かない。発熱で着火する危険があるからだ。こうすると冷却水が常時マイナスイオン化され、エンジン全体をマイナスイオン化してくれる。エンジン音が劇的に静かになるのはフリクションが減るからだが、フリクションが減ればエンジンの吹け上がりもよくなる。

私の場合、これだけでなくギアボックスにもトルマリンパッチを貼って、ミッションのマイナスイオン化も施した。エンジンのマイナスイオン化ほどではないが、ミッション内部のフリクションが減れば、無論効果はある。

走行性能には全く関係ないが、シフトフィールも変えることができる。

FFはFRと違い、ミッションがエンジンの下にある。その位置にあるミッションと車内のシフトノブをチェンジロッドと呼ぶ棒で連結してギアチェンジを可能にしているのだが、インテグラの場合、このチェンジロッドが細いアルミパイプで剛性が足りてない。おかげでシフトチェンジのたびにクニャッとした柔らかさが伝わってくる。このチェンジロッドにトルマリンパッチを貼ると、チェンジロッドの剛性が上がって、キリッとしたシフトフィールに変化する。

このチェンジロッドに関するノウハウを公開すると、スプーンと言うホンダ車専門のカスタムパーツを販売する店の利益を損なうことになるだろう。なぜなら、スプーンはシフトフィールの改善を謳った剛性の取れたチェンジロッドをカスタムパーツとして売っているからだ。だが、非正規雇用だの生産の海外アウトソーシングだので、国民所得は過去10数年下がりっぱなしだから、お金を使わずに済む方法があれば、みんなそれを喜ぶ。このチェンジロッドのマイナスイオン化も公表すれば喜ばれる知識であろう。しかし、それでスプーンの売り上げが下がるなら、従業員の給料も上がらず、従業員もお金を使わないようにすると言う不景気のスパイラルが出来上がる。これがもし消費に回せる所得に余裕があるならば、スプーン製のチェンジロッドを買わずに済ましたお金で、他の車用パーツを買おうと思うのが車好きの考えることだ。だから、可処分所得に余裕があれば、お金を使わないノウハウを公表したところでさほど問題にはならない。代わりに他の物が売れるからである。しかし、政府の経済政策は常に富裕層への単なる利益供与でしかないので、国民所得は過去10数年に渡って下がりっぱなし。消費に回す余裕がなければ、他のパーツを買う余裕もない。こんな国民所得低下政策を続けてきたおかげで、例えば我が国のアパレル業界は最盛期で15兆円市場だったのが、今では10兆円規模と2/3に縮小した。早い話しが5兆円の売り上げから生じる雇用と給与が失われたのであり、これぞ不況の悪循環と言っていい。

アベノミクスにしても、最初っからデタラメだ。

アベノミクスは失敗したのではなく、最初から庶民に流れている金を企業・富裕層に流すのが目的で、最初から分かっている効果が誰の目にも明らかになると、嘘を突き通すために失敗だ、失敗だと叫んでいるのである。

例えば、アベノミクスは景気が良い時はインフレになるから景気を上げるためにインフレにしようと言うトンデモ理論を実行する。インフレとは物価高だが、インフレにすれば景気が上がるか？と言うと、全く逆で景気は悪化する。

その仕組みは単純だ。家賃がいきなり1万円上がったとしよう。必然的に使えるお金が1万円減るのは誰でも理解できる。月の給料が20万円として、家賃が6万、光熱費・水道代が2万、携帯料金が1万、食費が6万とすると計15万、差し引き5万円が生活以外に使えるお金だが、家賃が1万円上がれば、使えるお金は4万円になる。こうした家賃高騰が全国一律に起こる場合を考えてみよう。例えば政府が家賃収入に税金をかけて、全ての大家が家賃を1万円上げざるを得なくなるような場合が考えられる。こう言う増税が行われると借家住まいの大多数の国民は使えるお金が減る。消費が減るのを不景気と言う。消費が減らないためには家賃1万円UPを相殺する同じだけの収入UPが必要になる。安倍政権がはじまり、アベノミクスをやり始めた時、ネットでは「給料上がらずに物価だけ上がっても生活が苦しくなるだけだろう、景気が良くなるわけないだろう」と批判が相次いだ。それに合わせて安倍晋三も「企業に賃上げをお願いしたい」と言い出したが、ここが嘘全開だ。

自民党は衆院でも参院でも過半数の議席を確保している。従って自民党が提出する法案はほぼ確実に可決される。なので、賃上げを企業にお願いする以前に法定最低賃金をUPする法改正案を提出し、それを可決すれば、自ずと賃上げは達成される。ポイントは最低賃金UPを可決すれば企業に対して強制力があるが、お願いだと強制力がないところだ。つまり、お願いと言う形のみでお茶を濁すのは、賃上げを本気でやる気がない証拠と言えるが、何かやったような格好だけはつけると言う、極めて欺瞞に満ちた発言なのだ。

これと似た国民を欺く行為はその後も続いた。

去年の4月、安倍晋三は「子どもの貧困問題を解決するために寄付を募る」と言い出したが、これもまた欺瞞そのものの発言だ。先も言ったが、現在、自民党は与党であり、内閣は予算案を提出する権限がある。つまり、子供の貧困問題解決に必要なお金は予算案に組み込んで提出できる。そして、与党なのだからその予算案は間違いなく可決される。それなのに、わざわざ寄付を募ると言っているのだから、子供の貧困問題解決に国家予算を割くつもりはないと言ってるも同然だ。それでいて、外遊するたびに訪問先へ金をばら撒いてくるのだから、国民の生活など一切無視する腐敗し切った国家予算の組み方である。

この辺でマイナスイオンチューンに話しを戻そう。

マイナスイオン化することで車体剛性は上がり、サスペンションのバネレートを上げることができる。これはマイナスイオン化された金属が硬くなるからだが、とすると、クランクケースをマイナスイオン化して、中のエンジンオイルをマイナスイオン化すれば、そのオイルを浴びているコンロッドやピストンもマイナスイオン化されて硬くなるのではないか？との推測が成り立つ。

コンロッドやピストンはエンジンの出力を上げた時に最も破損し易いパーツである。国産スポーツカーはGTRとS2000を除いて、だいたい400馬力前後のパワーを出した時にピストンやコンロッドが破壊限界を超える。GTRとS2000が高出力に耐えるのは高価な鍛造部品を使っているからだ。

マイナスイオン化でコンロッドやピストンの硬度が増すなら、それでいて硬すぎて脆くなるのではないなら、マイナスイオン化で部品強度が上がる可能性がある。もし、そうなら400馬力以上のパワーを出してもエンジンが耐える可能性があるが、さすがにこれを試す気になる人は少ないだろう。私も試す気にならない。スプーンとか、トップフューエルとか、HKSとか無限とか、日常的にカスタムパーツを開発して、レーシングカーを作っているようなところ以外は、ちょっと無理かなと思う。まあ、でも参考のためにマイナスイオンチューンの可能性として示唆しておくのは無駄ではあるまい。

マイナスイオン化で金属が硬くなる性質から、シリンダーをマイナスイオン化するとフリクションが減る理由も推測できる。

人間の日常的な感覚で見ると、エンジンは頑丈にできていてビクともしないように見えるが、完全な剛体ではないので、シリンダー内で混合気が爆発燃焼するたびにコンマ0.1mm以下の単位で膨張と収縮を繰り返していると考えられる。とすると、この膨張の度合いが少なくなれば、等価的にシリンダー内壁の凹凸が減るのと同じ効果となり、フリクションが減ると考えられる。まあ、仮説の域を出ないが、マイナスイオンチューンでエンジン音が静かになるのは、こうした理由からだと推測している。

今回の記事はここで終えよう。

最後に、ここに挙げた方法を実践する場合は自己責任でお願いしたい。私自身はマイナスイオンチューンで車の何処かを壊したことはないが、可能性ゼロな訳ではない。特にエンジンの出力を上げる場合にはその危険がある。だが、もし壊れたとしても私に賠償とか言われても御門違いだ。やりすぎ都市伝説ではないが、やるかやらないかはあなた次第なのだから。

続・部品交換なしでお手軽に車のエンジンを大幅にパワーUPする方法(車体編)(経済解説含む)