私は、投資ファンド向けの自動売買システムを開発しているプログラマーの「キャピタル・キャット」です。
投資ファンド向けに自動売買プログラムを開発して提供しようと活動し始めたのは、約6年前です。
約8年前から自動売買プログラムで、差益取引ができると同じ高校を卒業した先輩から教えてもらい。
実際に作ってみようとしたのがきっかけでした。
その当時は、法律を理解していなかったこともあり、自動売買プログラムで差益取引を作るけど資金を出してみるか?
と友人の経営者に声を掛けて、300万円ほどあっという間に集まった記憶をしています。
その後、当時仮想通貨の差益取引ができることを確信し、今度は、ビットコインで差益取引をするプログラムを開発しました。
ビットコインのアービットラージというと、詐欺案件でもよく話をされていたものです。
当時は、それが嫌で嫌で自分の作ったプログラムを自慢するにも一苦労したという思い出があります。
ビットコインのアービットラージというのは、Zaifという取引所とCoinCheckという取引所で、どちらかが高くなったらそこで売り、安い方で買う、そして、価格差がなくなってきたら決済するという取引の繰り返し、これを1日100回前後するものです。
ビットコインアービットラージの 10月の中旬から始めた投資運用は、14万円からのスタートでした。
1日100回くらいの売り買いを繰り返し、1日で五千円〜八千円の利益を上げ始めたのを鮮明に覚えています。
稼働初めは、不具合があって3万円くらいを不具合で損失を出してしまい。1週間の利益を無しにしてしまったという苦い思い出もあります。
それでも、11月の初めには、40万円に膨れ上がり、12月の初めには220万円になり、1月の初めには 296万になっていました。
増え方が安定していないのは、12月に125万円を引き出し、飲んだり食ったりして浸かってしまったからです。
1日に少ないと5万円、多いと20万円増えるんです。
いくらお金を使ってもなくならないなって思っていました。
でも、そのフィーバータイムは、あのコインチェックの事件によって、終わりを迎えたのです。
忘れもしないコインチェックのハッキング事件。
周りに自慢をしまくっていたので、僕も含めて12人くらいが僕のプログラムを使っていて、Zaifのトレードランキングのトップ10の内の半分以上知り合いなんていう面白い事態を招いていた頃、驚きと共に友達たちを不安にさせてしまった。
結局その後、お金は500万円ほど帰ってきたけど、その夢のシステムは使えなくなってしまいました。
でも、その実績を元に、5人くらいの投資家にプレゼンして、スポンサーに支援していただいて、そこから投資ファンド向けに自動売買プログラムを開発しています。
現在、生成形AIというのが流行っていますが、自動売買システムにも当然その流れがあり。3年前には、1日に100万パターンくらいの自動売買システムを生成してくれるシステムを使いこなして、自動売買システムを構築するなんてことをやっていました。
そして、そこで建てた仮説は、自動売買システムは勝てないという仮説。
だって、何京パターンを生成しても勝てる!って確信が持てるものが作れないんだから。これに3年くらい費やしたし。
で、どうしたかというと、結局は初心に戻って アービットラージや、両建て取引や、トライアングルアービットラージや、ナンピン・マーチンゲールや、トラップリピートやコピートレードといった先輩から教えてもらった手法を、再度プログラムしてやってみた結果、人間が理解できる戦略でシンプルにトレードした方が勝つし、その戦略が通用しなくなったら負けるという結論に達した。
そして、ブレイクスルーが起きて今に至ります。
投資ファンド向けの自動売買プログラムというのは、3年くらいの実際のお金での運用履歴がないと取り扱ってくれないんです。
なぜならば、個人投資家や雑金(ざっきん)と呼ばれるような資金に対しては、短くて半年、長くても1年の運用歴があればテーブルに上がるけど、機関投資家や地銀といった1口10億くらいの投資を受けるには、5年の運用履歴がないとテーブルに上がらない。。。
そんな世界なんで、 僕は運用履歴を作っている最中。
運用履歴を作りつつ、息子たちに記録を残すというのも含めてブログにします。
バックテストなんて当てにならないんですよ。
聞きたいことあれば質問に答えますよ。