子どもの名前は「あかり」になりました。
あかりさんは今のところホントよく寝るのんびり屋な子で、
ギャン泣きするのはお腹が空いた時か、
母が上の空で授乳と別作業を同時進行しようとしている時のみです。笑
ごめんごめん、もうしないよ…。

*  *  *

「陣痛、痛かった?」と、このあいだ妹に訊かれました。
結論からいえば確かに「痛かった」のだけれど、もう忘れてしまいました。笑

私は「ソフロロジー式」という方法を選んで出産したのですが、
この方法のキモは以下の3点でした。
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1)陣痛は、子どもが出てくるために必要なエネルギーである。
2)陣痛で痛いのは一回につき50秒、呼吸を整えリラックスすれば乗り越えられる。
3)イメージトレーニングをして、出てこようとする子どもと息を合わせる。
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痛いのは子どもが出てこようとしているからだ、
痛い・頑張ってるのは私だけじゃないのだ、この子もそうなのだ、
とひたすら頭の中で繰り返しながら痛みを乗り切っていましたが、

この考え方は産後も大事かもしれない…と、今思います。


このくにゃりとした頼りない体、泣くしかできない発話力、
そしてたまに発する「くー」とか「ぷはー」とかいう小動物みたいな鳴き声で
あかり先生も齢0ヶ月にして色々と意思を発しているのですが、
この意思に「息を合わせる」というのが、シンプルでいてとても難しい。
あっちも多分、そう思ってるんじゃないかと思います。


乳房や哺乳瓶を口に含ませる時の角度が悪いと飲まない、とか。
眠りのリズムを少しでも狂わせるとぐずる、とか。
こういうのは全て、親の目線からすれば
「飲んでくれない」「寝てくれない」「泣き止んでくれない」
と形容しがちなのですが、ホントは多分、そうじゃない。
「お互い他人だから、息を合わせるのはそれなりに大変」なだけなんだと思うのです。
多分、極論すれば職場のチーム作業と同じです。

同じチームになれば仲が良くなる、とかいう訳ではないのと同じで、
親子だから息が合う、という訳でもないと思います。
共同作業だから、こっちも頑張るけどあっちも頑張ってるし、
お互い様なのよね、と思って積み重ねるしかないんじゃないかなぁと思いました。



という訳で、「母乳じゃ足りないのよ、早くミルク追加してー!」と泣くあかりさんに
「今作ってるよ~美味しいものを作るのには時間かかるのよ、
 ちょっと待った方が美味しいのよ~」と声をかけながらミルクを作る私ですが、
果たしてこのまま呑気に子育てを続けられるのだろうか。
ドキドキしながら過ごす、出産後2週目でした。