万葉集
日本に、大和地方を中心とする古代国家が誕生したのは4世紀の後半だ。このころから、中国文化の影響を受け、漢字を用いて歌が書かれるようになった。『万葉集』はこのような時代に成立したものだ。作者層は、天皇、皇族から広く庶民にまで及んでいて、歌の数は4500週にもなる。各作品の年代は4世紀ごろから8世紀後半までの450年もの長期間にわたっている。
竹取物語
『竹取物語』は平安時代前期に作られた作り物語である。作者は未詳で、学者か僧などの知識人がそれまで口承文芸として伝えられたものをまとめたものと思われる。現存する日本最古の物語であり、「伊勢物語」や「源氏物語」などの物語文学に与えた影響は大きいと言われる。
古今和歌集
『古今和歌集
』は、醍醐天皇
の勅命によって編まれた初めての勅撰和歌集。延喜
五年(905年)頃成立。略称『古今集。』真名序は紀淑望、仮名序は紀貫之が執筆した。和歌集としてだけでなく、古今
和歌集仮名序は日本最古の歌論
としても文学的に重要である。平安中期の国風文化
確立にも大きく寄与し、『枕草子』では古今集を暗唱することが平安中期の貴族にとって教養とみなされたことが記されている。
