今日は素晴らしい一日を

過ごしたので記しておきたいと

思います。

 

実父が亡くなって2年弱。

行きたかったけど、なかなか

訪問できなかった墓地に

やっと行くことができた。

 

雲一つない青空。

暑くもなく寒くもなく

墓参り日和。

こういう日は人出が多いから

墓地もきっと賑わっている

だろうと浮足立ち、外出。

 

都営の墓地は広大のため

最寄り駅からタクシーを乗り入れ

墓の近くまで運んでもらう。

今日もタクシーでお墓へ。

 

タクシードライバーの方には

申し訳ないですが、

ドライバーさんの当たり外れ、

ありますね(笑)。

 

すぐ近くの場所や有名な場所、

知らない人、割に最近、います。

ナビを搭載していなかったり、

使い方知らない人もいたりして。

 

今日のドライバーさんは年配の

ベテランさん。

墓地までと告げて入場門も指定した。

私も地図を持ちながら指示。

スムーズに到着しました。

 

料金を払って降車間際、

「また迎えにきてもらえますか?」

尋ねるとレシートの番号に

かければよいとのこと。

降りようとすると、

 

「どれくらいの時間かかる?

30分くらいなら待ってますよ

もうメーター切りましたから」

 

わお!なんと親切なの!?

願ったり叶ったりのオファーに

もちろん、甘えさせてもらいました。

 

こうしちゃいられん。

タクシーから飛び降りて我が祖先の

墓を探すも、久しぶりの訪問で

土地勘狂っている。

 

うろうろとしていたら

見かねたドライバーさんが

「お墓の番号わかる?」と質問。

「〇〇区の〇〇側です」

と伝えると、サッと墓地の地図を

広げてすぐに見つけてくれて

指示してくれた。

 

すごーーーい!

プロフェッショナル!

墓地の最寄り駅だから

当たり前といえばそうだけど

最近、こういうプロのドライバーさんが

減っている印象があったので、

この時点で感動!

 

広大な敷地だから地図を見ても

慣れていなければ、的確に目的地に

辿り着くのも難しいのです。

 

もうもう感動の嵐で泣きそうに

なりながら、えっさえっさと、

草むしり、墓石を拭く、お花入れを

掃除して花を生けた。

最後に父とご先祖の皆様にご挨拶。

丁度、30分弱が過ぎていた。

 

ドライバーさんにせめて

飲み物を差し入れしようと

見渡したが、自販機が見つからず。

「すみませーん。お待たせしました」

と伝えて再び乗車しました。

 

私が墓掃除している間も、

近くでうろうろと場所を探してる人に

自ら声かけしてて、そのお人柄にも

感動していたのでした。

 

墓参り後、駅近くのイタリアンを

予約していたので、そのお店を告げると

「ああ、〇〇通りの?」とこれまたビンゴ!

スムーズったらありゃしない。

今日はなんて大当たりのドライバーさん

なんだろう!

でも何かちょっとでいいから、

お礼したいな~と乗車中に考えていました。

 

よくやる、

「おつりは結構です!」というのに

憧れていたのでそれにしようかな。

でもあまりに大きなおつりなら

ちょっとコインを渡そうかな……。

 

乗車中、ドライバーさんは余計な口を

聞かないけれど、一言いえば、

目的地に連れて行ってくれます。

ほどなくして目的のイタリアンに到着。

 

行きはクレジットカード払いでしたが

今回は現金で渡すと、「現金?」

とちょい戸惑いの様子。

1200円でしたので、2000円渡し、

800円のお釣りのうち300円を

お渡しして(少なくてすみません!)

「これでジュースでも飲んでください!」

とお伝えしてお礼を申して

タクシーを後にしました。

 

ドライバーさんもなんだか、

意表を突かれたみたいで、

たかが300円でえらく

恐縮してフッと笑みを浮かべて

くれました。

もうその顔みたら、嬉しくて嬉しくて。

 

お互いがウインウイン、

ハッピーになれたエピソードでした。

この人こそが、「記憶に残る人」。

そう思いました。

 

偉大な業績を残したり、

さまざまな英雄、著名人、

歴史に刻まれる記録に残る人は

あまたいますね。

 

でも自分がこの世を去る時、

思い出すのは「記録に残る人」ではなく

自分の人生の「記憶に残る人」。

 

そうつくづく、

唇をかみしめたのでした。

 

今日は本当に素晴らしい記憶に残る一日。

父がこの親切なドライバーさんを

手配してくれたのかな~なんて

思ったものです。

 

ではまた