今話題の『国宝』観てきました。
一言で言うと
『物凄かった!…でも心が疲れる
』
どんなお話だった?
任侠の家に生まれ、親を殺され天涯孤独の吉沢亮演じる『喜久雄』、歌舞伎の家に生まれた御曹司の横浜流星演じる『俊介』
生涯のライバルとなった喜久雄と俊介は、歌舞伎界でもがきながら生きていきます。
映画を壮大に彩る音楽、息を呑むような映像美、吉沢亮と横浜流星の魂を揺さぶるような演技。
すべてが圧巻だったし傑作だと言われる理由がわかります。
歌舞伎役者の一生をぎゅっとまとめた3時間。
血筋か才能か…
2人の苦しみと葛藤…
人生の頂点から絶望へ…
音楽がすごく良かった
吉沢亮と横浜流星の演技が圧巻だったのはもちろんなのですが、何より『音楽』がものすごく良かったです。
感情を揺さぶる音楽が劇中で完璧なタイミングで流れ、映画をより壮大に彩っています。
鑑賞後に調べてしまいました。
主題歌の『Luminance』はKing Gnuの井口さんが歌っているのですが、
作曲は原摩利彦さん、作詞は坂本美雨だそうです。
エンドロールで流れた時に、そのメロディーの美しさ、井口さんの歌声の儚さに感動しました。
しばらく余韻が抜けませんでした。
そして挿入歌は原摩利彦さんが担当しているようなのですが、ものすごく良かった!!!
(語彙力が無さすぎて上手く言葉にできません
)
坂本龍一さんを思わせる音楽だったのですが、
原さんは坂本龍一さんのコンサートを見て衝撃受け音楽家を目指したそうです。
なんだか納得です。
原さんは他にも『流浪の月』の映画も担当しているよなので、今度観てみたくなりました。
良い映画って音楽が良いですよね![]()
個人的な感想まとめ
感情移入して見入ってしまったせいか、映画が終わったあとの疲労感が半端なかったです😭
ちょっとだけ残念だったのは脚本。
ファンタジーものはツッコミどころが多くても気にならないのですが、現実的な映画にツッコミどころがあると気になってしょうがないのです![]()
きっと3時間に無理矢理まとめたからなんだろうな〜![]()
長くなってもいいので、もっと2人が仲良くなった過程とか、あれとかあれとかもっと丁寧に描いて欲しかったな〜なんて生意気な事を思ってしまいました。すみません。
(原作は未読なのですが、原作はもっと丁寧に描かれているのでしょうか?)
なんだかん書きましたが…
出演者の演技がすごくて今年のアカデミー賞は総なめする予感です![]()
鑑賞後しばらくこの『国宝』という世界から抜け出せず、Spotifyでサントラ聴きまくってしまいました![]()
(サントラ聴きながら通勤したら、日常生活がドラマティックに感じられておすすめです笑笑)
最後まで読んでくださってありがとうございます![]()
