偶にはコーヒでもと腕時計の文字盤を覗き見るも
行きつけの純喫茶はもう閉店の時間。
仕方無いな…
ひとり御堂筋を歩けば見慣れぬ看板のカフェ
まぁいいか…
手にした珈琲は今流行りの薄味で何か物足りないく
さっさと飲み干して。
セルフでカップを返却する際に
ふと視線はカウンター下のショーケース。
おやっ⁈
これまた見慣れぬ外国産の麦酒瓶。
「これはディスプレイですか?」
挙動不審な中年男性の問い掛けにも
笑顔で応対する店員に好感を覚え
このまま帰るつもりが麦酒を注文。
御堂筋のイルミネーションを眺める席にて
素敵な女性店員さんから
お洒落なグラスに注いで頂きます。
伊太利亜の麦酒は先程の珈琲同じく
軽くて物足りないものの
周囲の方々が珈琲を楽しまれている中で
ひとりお酒を頂く行為は
酒場では味わえない独特の背徳感。
慌ただしい師走の夕方
ホッと落ち着けたひととき…
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