大切な友人が余命宣告された

 

 

数年前、ゴルフ仲間の一人が、

「最近脚が痛くて、何か変なんですよ」

と言い出した。

 

 

彼は年下だったが、

同じゴルフクラブのメンバーでよく一緒にプレーをしていた。

IT関連に精通していたので、

仕事の付き合いもあり、

そして何より人のいい優しい奴だった。

 

早く検査に行った方がいい、と急かしたが、

一週間後、彼からの電話は・・・

「ヤバいことになってしまいました」

と暗い声で報告してきた。

詳しく聞くと

 

前立腺癌

 

で既に転移が始まり、手術も放射線治療もできない

との事だった。

 

抗癌剤治療による延命治療しか方法がない・・・と

 

まさに青天霹靂!

彼はまだ40代ば、まだ幼い娘がいる身だ。

40代で前立腺癌など聞いたことがない。

しかも末期とは...

 

もう彼とゴルフもできないのか、と嘆いていると、

しばらくして

 

「明日行かないすか?」

 

と突然、いつも通り連絡が入ってきた!

大丈夫なのかと尋ねると、

意外に明るい声で「大丈夫、行きましょうよ」と。

2か月ぶりに会った彼は、

別人のように顔が浮腫んでいた。

地獄の苦しみとも言われる辛~い抗癌剤治療を始めていたからだ。

プレーはほとんど支障がないほどにできていた。

そして何より落ち込んでない!

どんな些細なことでも癌に良いと思われる事は何でも取り入れることにした、と

むしろ前向きに闘病する決意があり、

 

絶対治してやるという強い意志

 

を感じたのだった。

何せまだ幼い、しかもパパっ子で一緒に寝ているカワイイ娘がいるのだ。

そう簡単には諦められないのが心情だろう。

 

それに比べ、彼を励ますことしかできない自分が情けない。