エリザベッタ通信⑫
全曲がヴェルディの魅力に溢れていますが
中でも有名なアリアをご紹介いたします![]()
【2幕】ドン・カルロ&ロドリーゴが歌う
「神はわれらの心に♪」~友情の二重唱~
ドン・カルロとロドリーゴが義兄弟となることを誓って歌う、勇壮な二重唱。
全曲を通じて、二人の友情を表す場面でしばしば用いられ、二人の心が通じていることを暗示します。
【4幕】フィリッポ国王が歌う
「ひとり寂しく眠ろう♪」
若く美しい妻から愛されないむなしさを抱く国王が、その孤独な胸のうちを告白する心に染みるアリア。冷酷な暴君として恐れられる国王が妻に愛されない男としての不幸や息子に裏切られた苦悩、そして信頼できる者のいない孤独で不安な権力者の心をさらけ出す、人間的感情を歌っています。
【4幕】エボリ公女が歌う
「呪わしき美貌♪」
王と通じてエリザベッタを裏切り、その罪で修道院行きを命じられたエボリ公女が慙愧の念を歌う、劇的なアリア。
前半の激しい後悔から一転、中間から後半にかけては、カルロへの愛に目覚め、彼を救い出そうと決意する感動的な思いが歌われます。
激しい女が純愛に目覚めるドラマが数分のうちに凝縮された傑作アリアと言えるでしょう。
【5幕】エリザベッタが歌う
「世のむなしさを知る神♪」
カルロとの別れを前にエリザベッタが胸に去来する思いを歌う、長大で感動的なアリア。
カルロの行く手を案じ、故国フランスに思いを馳せながら過ぎ去った青春時代を懐かしみます。
これまで本心を隠し理性を保っていたエリザベッタが感情の赴くままに本心を打ち明け神様に救いを求めるのです。
参考文献
オペラギャラリー50(学研)、あらすじで読む名作オペラ50(ほたるの本)



