ちょっと怖いタイトルです

今日、TVで「おくりびと」みました。
興味はあったんだけど、あまりに騒がれすぎて逆に見る気にならず、今日もたまたま途中から見ただけでしたが、やはり感じるものが多い物語でした。
火葬場のおじさんの言葉が、印象的で。
「死は、終わりじゃない、門なんです。私は門番として、大勢の人を送り出してきた。“いってらっしゃい、また会おうの”ってね」
誰もが通る、死という門。身近な人の死はとても尊いものとするのに、死に触れることを日常とする職業には、嫌悪感や拒絶を示してしまう。人の感情って、なんて理不尽でもろいものかと。
まだ小さかった頃、墓石の販売店のそばを車で通りかかった時、何の気なしに「お墓売る人にはなりたくないなぁ」とつぶやいたら、一緒にいた伯父に「何をいっとるんや、そんなこと思っても絶対言ったらあかん」とこっぴどく叱られました。その伯父に叱られたのは、ただその一度だけ。
未だに、心に刻まれた出来事です。
それからもうひとつ思い出したのは、あさのあつこ「神々の午睡」の中で、死と嘆きの神が言う台詞。
俺に遭ったから死ぬのではない、俺は運命に従って、死にゆく者の魂を回収に現れるだけなのに、人間はただ闇雲に俺を恐れる。
納棺師も、葬儀屋さんも、人の死に携わる人はこの死神とある意味同じような理不尽さを浴びながら、自分の職務をこなしておられるのではないか。
愛する妻に「汚らわしい!」と拒絶された主人公の表情に、そんなことを思いました。
ちと、重い話でしたが、軽く流す話題でもないので。
たまには、こーゆーことも真剣に考えるんだよー。