意識はハッキリしているので、お腹のあたりでごそごそ作業されている感触はありましたが、痛みは全くなし…
でもグニョーと引っ張られたり、グイッと押されたりする感触はわかるのでとても不思議でした

天井のライトにうっすらお腹らへんが映っていて、「おぇ~切ってるし~気持ちわりぃ~」とか思ってたら
「はいっ、ちょっと強めに押します!赤ちゃん出ますからね~!」と先生が言うと、グイッとお腹を押された直後に小さな小さな赤ちゃんが取り出されました!
でも、なんだか変な色…
全身薄紫だし、すごく小さい…
それよりも泣いてない!!
声が聞こえない!!
赤ちゃんは仮死状態で産まれてきました…
私のすぐ横で小さな赤ちゃんの蘇生術が始まりました。
体をゴシゴシこすったり、口にシュポシュポするやつをつけたり、管を入れて羊水を吸引したり、小児科の先生と看護師さんが必死で赤ちゃんに処置を続けていました。
え?
赤ちゃんどうなっちゃうの?
まさか死んじゃうの??
どうして!?やだ!!
自分のお腹が開かれているのも忘れて、私はずっと赤ちゃんから目が離せませんでした。
実際の時間はほんのひとときだったと思いますが、処置をしている時間はものすごく長く感じました。
お願い!死なないで!!
泣いて!!
と念じていたら…
「…みゃ~…」
小さな小さな赤ちゃんが、小さな小さな泣き声をあげました。
その声を聞いて、私は号泣…
腹を縫ってる最中なのに思いっきり泣いてしまいました

もはや自分の腹なんてどうでもよくなってました。
先生「お母さん頑張ったね!13時56分、2027グラムの可愛い男の子だよ。無事に泣いたから心配しないで!後でちゃんと会えるからね。」
のんちょすのときとは全然違う出産でした。でも安堵と感動で涙が止まりませんでした。
アクシデントだらけの出産でしたが、私は今回の出産を一生忘れないと思います。
産まれてきてくれてありがとう。
生きていてくれて本当にありがとう。
