ハチワレとツートンカラー
ダッチの魅力(「我が、マサムネでござる」)うさぎの時間 no.18: あなたとうさぎとの時間をもっとハッピーにする (SEIBUNDO ...1,620円Amazon本屋にて偶然、『うさぎの時間』という本を見つけました。表紙がダッチだったので、ついつい購入。その中で、ダッチが詳しく紹介されているページを発見しました。そこにはこんなことが書いてありました。思わず見とれる都会派カラー ダッチの魅力はなんといっても、ツートンカラーのハチワレ頭とズボンをはいたような胴です。(中略)明快で都会的な印象のこのカラーや、ピンと張った大きな耳、張りのある毛並みが相まって、ダッチはおしゃれな存在感を放っています。 この線を引いたようにくっきりと分かれたツートンカラーを生み出すのはなかなか困難です。両親が理想的な模様をしていても、子どもは模様のラインがギザギザになったり、位置がずれることがよくあるのです。(中略)ダッチのマーキングは、一見シンプルなカラーですが、じつは奇跡のカラーといえるのです。(『うさぎの時間』まるっとハチワレ)「奇跡のカラー」。いいですね、響きました。二色で単純のように見えますが、実は生まれてみないとどう模様がでるか分からないわけですね。まさに洗練されたカラーであるということです。ダッチはその名の通りオランダで生まれたそうですが、どうやってこの模様が生まれたかはよく分かっていないらしい。これは、江戸時代後期の代表的画家である円山応挙(1733-1795)が描いた、『木賊兎図(とくさうさぎず)』というもの。3匹のうさぎが可愛く描かれていますが、なんとここにもダッチが登場しています。マサムネ公のような模様のうさぎが、江戸時代にも元気に走り回っていたようですね。模様もくっきりと描かれています。円山応挙はどんな思いで筆をとり、うさぎを描いていたのでしょう。純粋に、動物が好きだったのかもしれません。こちらは同じく円山応挙の『百兎図』というもの。100匹のうさぎがいる様子ですかね。ダッチもたくさんいるので、やはり江戸時代にもたくさん黒白ブチうさぎがいたようですこの絵については以下のような考察を見つけました。円山応挙筆「百兎図」には驚いた。画中に百匹以上のウサギが群れている。ノウサギでないことは、彼らは基本的に単独生活をする動物で、群れを作らないことからも確証できる。しかも黒白ブチ、茶系野生色とともに、白毛で赤目の白色種がそのうちの3分の2も占めている。この画が現時点で、わが国のアナウサギ飼育史で、年代を特定できる一番古い資料であろう。『日本経済新聞 2013/09/21』(帝京科学大学教授 桜井富士朗)うさぎは基本的に単独行動をする動物なので、たくさん集まっているうさぎが描かれていることは、このうさぎたちが「飼育されていた」ということなのですね。ペットとして、昔からうさぎ、特にダッチは親しまれていたようです。江戸時代の人々がうさぎにどんな名前を付けていたのか気になりますね。「マサムネ」という名前のうさぎもいたかもしれません。(「ん、そうなのか?」)ダッチはオランダ産なので、江戸時代にヨーロッパの国で唯一交流があったオランダから輸入されたのかもしなれい。それよりもっと昔からいたとの説もあるようです。マサムネのルーツ、気になるところである。(「細かいことはいいのだ!草を食うぞ」)(「バナナ!よしきた!」)(「バナナももしゃもしゃ食うぞおおおおおおおお!」)(「馬を引けぃ!」)ダッチは比較的身体が丈夫な品種と言われていますが、やはり、歴史の中で受け継がれている強さというものもあるのかもしれません。マサムネ公、これからも天下統一に向け、野心を持ち続けてくだされ!そのためにはやはり、健康第一ですぞ。怪我にも注意しなければいけませぬ。(「むっ・・・」)(「まぁ、たまには眠たくなる時もあるのだ、おやすみ」)