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0519

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れんしゆ
ドライバーも持ってきてみた
あたるかな

アンジーの決断

つらつら長いし、転移がん患者としての勝手な視点で書いています。
重たい記事なので、結論だけ先に書いておきます。
私は、彼女の選択は大いにありだと思います。そうしてアンジーの勇気に敬意を表します。
彼女は、乳がんや卵巣がんとの戦い方に、「予防(できるかもしれない)」という新しい選択肢を1つ増やそうとしてくれている。もちろんすべての女性が、ではないにしろ。
今は無理かもしれないけど、将来日本でも、こういう予防的選択もできるような制度にしてほしい。
乳がんや卵巣がんで苦しむ人とその家族を1人でも減らせるのなら。
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NHKニュースでも取り上げた、アンジーの決断。
遺伝子検査で乳がんを発症する確率が高いことがわかったので、(まだ発症していないかもしれない、健康かもしれない)両方の乳腺を切除して同時再建した。
そうして、卵巣も切除する予定だという。

彼女は、乳がんと卵巣がんの予防の可能性について、世界に問題提起しちゃったのだ。
これはすごいことだ。

私がかかっている病院では、初発で手術する人には、遺伝子検査を勧めているのだそうだ。
ただ、乳がんになる確率は、遺伝子だけですべてが決まるわけじゃない。それに、すべての乳がん患者で、対象の遺伝子に異常が出るわけでもない。
アンジーだって確率を0にできたわけじゃない。
乳腺は脂肪に埋まっている組織なので、乳房の部分だけ取っても全部取りきれたとは言えないのだ。だから、相変わらず5%の確率は残っている。
それでも87%と5%じゃえらい違いだ。
さらに卵巣を切除すると、卵巣がんの50%という確率、は何パーセントになるのだろう?
そうして卵巣切除により、女性ホルモン依存の乳がんの発症確率をさらに下げることができるはずなのだ。

それでも、確率は単なる確率に過ぎない。
乳がんになる可能性が最大で87%ということは、ならない可能性だって13%以上あるということ。
結局何人に一人、とか、何パーセント、とか、そういうことじゃないのだ。
本人にとってなるか、ならないか、ゼロか百しかないのだ。

彼女は大事な家族を、長期のがん闘病の末に失ったと報道されている。
その経験が、こういう行動に移させたんだろうな。
もし自分がそういう状況になったら?長期間戦って戦って、戦い続けて、でも治らなかったら?
それから逃れるすべはないのだろうか?と必死に考えて。
いくらシリコンでまったく同じ形に再建できるっていったって、乳房(の中身)を全摘するなんて、いったいどれだけの勇気がいっただろう。
ましてや、彼女は女優という職業で、さらに言えば今は(たぶん)健康体なのに。

たぶん、がんになったことない人、身近な人にがん患者がいない健康な人は「そこまでしなくても」と思うだろう。

でも想像してほしいんだ。
だって、日本人が生涯でがんになる確率は2013年現在2分の一。がんで死ぬ確率は3分の一。
がんになったらどうなるか。

まずがんだといわれた時のショック。乳がんであれば、温存療法というのがあると知った時の希望、全摘といわれた時のより大きなショック、治療が長期にわたることを知った時のショック、遺伝が関係するかもしれないといわれた時のショック。
そんな風に「がん」といわれて、体にも心にも原爆級のショックを受けるのに、ショックで呆けている暇はない。治療の方針を決めるためにいろいろな検査を受けたり、病気と闘うために、情報収集や勉強だってしなきゃ。
治療方針を医師と話し合って決めるのに「先生にお任せします」なんてありえないでしょ。自分の命なんだから。
治療方針が決まったら間髪をおかず、入院や手術や抗がん剤治療。いけいけどんどん。
治療のあいだずっとついて回るがんとの肉体的、精神的な闘い。流した涙の量、心配した分のストレス。
がんは、盲腸と違って手術して取りました、ハイ終わりじゃない。
治療は長期間続くことが多い。乳がんでホルモン依存タイプだったら、今や治療期間は7年ぐらいだ。
それは、本人だけではなく、家族やその人を大切に思う人の、肉体的な負担、精神的なより大きな負担も発生させているのだ。

まして再発転移したら?ちなみに乳がんの場合、再発転移の確率は30%以上といわれている。
初期の場合、5年生存率は確かに95%超えているけど、生存率なのだ。「完治率」ではないのだ。数字のマジックにだまされてはいけない。あくまでも。5年後に死んでいないというだけの話なのだ。
転移、それは初発の時とは比べ物にならないほどの、はるかに大きなショック、恐怖、もろもろの肉体的、精神的、増える金銭的負担。
何のために治療?遠隔転移がんにはげんざい「完治」はない。だから治療ではなく延命。そういわれても、私を含め多くの人が治療を選択し、戦っている。
転移したがんと闘うことをやめること、それは自分の生命をあきらめることなのだ。闘いをやめた途端、すぐ死ぬわけではないにしろ。
でも、いつかは、いつかというほど遠い先ではない時期に、盾は割れ、剣も折れ、戦えなくなる日が来る。
それをどこまでがんばるか、どう戦うのか、いつまで戦うのか、患者は最終的には自分で決めなければいけないのだ。
そうして、患者本人が生きている限り、患者本人の負担と周りの負担は続くのだ。

さらに、医療費。まあアンジーにとっては、問題にならないと思うけど、普通の人にとっては大問題だ。
金銭的理由で治療をあきらめる人だって、大勢いるんだ。それもこの日本で。
初期治療(手術+ホルモン療法or抗がん剤治療、あるいは両方のフルコースか)して、そのうえ再発転移して再治療になることを考えれば、遺伝子検査+全摘+同時再建の方が、圧倒的にコストはかからないはずなのだ。

例えば私、去年の私の純粋な医療費は、窓口支払額から逆算すると、300諭吉以上かかっている。今年は新しい抗がん剤を使っている分、去年の1.5倍ほどかかるはず。(うまくいって続けられればの話だけど)
初発の時から通算すれば、標準治療だけ12年間闘病中の私で、たぶん1000諭吉はかかっている。ただ、日本は国民皆保険だから、窓口負担はその30%。さらに高額療養費制度とか、ありがたい還付制度がいろいろあるので、我が家のお財布から出て行った額は、さらに少なくなるんだけど。
それでも、精神的、肉体的負担は、プライスレスなんだから。

そういうもろもろの負担を、金銭的だけでなく、本人や周りの精神的、肉体的負担を、
医学的エビデンスに基づいた予防的切除という方法で、大いに軽減できるとしたら?
何よりも健康で自由な時間を得られるとしたら?

だれも未来を正確に予想することなんてできない。将来こんな風になるなんて予想だにしなかった14年前の私に提示されていたら?
果たして同じ決断をできただろうか?
今、自分がその選択肢を提示されれば、間違いなく同じ選択をするだろう。
それは私が現在こういう状態だから、彼女の選択に全面的にYESといえるんだ。

私は彼女の選択を尊敬する。そうして、これからの乳がんと卵巣がんの戦い方の1つとして(すべての女性があてはまるわけではないが)「発症を予防できる(かもしれない)」ことを提示してくれた。
その行動力を尊敬するし、素晴らしいと思う。

病院 0517

With...-0517今日は2回目で血管確保。
いつもクールな美貌でクールな態度の看護師Aさん。私は実は彼女に注射されてみたかった。今回やっと願いがかなったわけだけど、Aさんは失敗しても超クールだった(ステキ!!)

今日はダーリンが久しぶりに病院に来てくれたんだけど、タッチの差で私が診察室に呼ばれた方が早かった。・・・というわけで、せっかく病院に来てくれたのに,ダーリンは先生の顔を見れず。
私が電話機を握りしめとかなきゃいけなかったかしら。

白血球!復活
今回のハラヴェン(エリブリン)2-2も順調にできることに。
「MIHOさんの骨髄は強いねぇ」とお墨付き!うふふ。

主治医は今月末のアメリカの学界には参加しないけど(ほかのドクターが大挙して行くので)、別の学界で重要な役目を果たすことになったらしい。。なんて話をしたり(先生忙しいのにそういう話をしてくださってありがとうございますドキドキ)。

今日のお題は。ノーカーボとまではいわないけど、炭水化物の摂取を減らしてみようかなと思っていて、先生はどう思うかと、質問。
本当はその根拠となるソースを持って行かなきゃいけなかったのだけど・・次回から質問するときはもっとちゃんと準備しなきゃね。

というのも、がんさんは、糖エネルギーが大好き(これは学術的にも証明されている)
だから、私が摂取する糖分を減らせば、がんさんの主な食料も減って、元気がなくなるんじゃないかという魂胆(←この頃話題の・・・なんだよね)
でも私も、糖分も好きだが、炭水化物大大大大大好き!
完全にゼロにしろと言われたら…私はタバコを吸わないけど、たぶんニコチン中毒の人が禁煙するよりむつかしいかも。

先生の結論は。
栄養的なバランスは崩さないようにね。とのこと。

まあ確かに糖分ががんの栄養になっているのは確か。
でもそれだけじゃないんだよねえ。と。
確かに私のがんのタイプは、「ホルモン感受性」といって、女性ホルモンががん細胞の分裂に関係するのよね。

ただ、炭水化物を減らせば、基本的に脂肪が減るので(女性ホルモンは脂肪中にも存在するのので脂肪が減るのは良いことなのだ)、体には悪いことではないが、これ以上ダイエット?とも。ダイエットする気はないんだけどね~~。
体重が落ちて、ドライバーが飛ばなくなっても困るよ。
抗がん剤治療中に、そういうことをやっていいのかどうかも含めての質問だったのだけど、やっぱりバランスが大事だってことだよね。

今度はちゃんとソースを用意して、質問します。

というわけで、抗がん剤が終わった後、ダーリンとランチはしっかりカルボナーラを食べた。
だれだ?炭水化物の摂取を減らそうかなといった舌の根も乾かぬうちに。
でも、これについていた生卵がまずかったのか。白血球は3000超えていたから安心して食べたのに。
おなか、壊れました。ちゃんちゃん。
たぶん体に吸収される前に全部でた叫び。うん。