あなたの腕の中で泣きたいよ



子どもみたいに
思いっきり甘えて
できない自分を散々ばらまいて


安心してたくさん泣きたいよ







もうできないよって
もうやめたいよって







わたしは、わたしにしか、なれないのに
どうしてこんなに
わたし以外にならなきゃいけないの?







嫌って言っても抱き寄せて
逃げても捕まえて
際限なく愛して








あなたの腕の中で泣きたいよ







もう大丈夫だよって
もう安心していいよって








もう頑張らなくていいんだよって
優しく抱き締めてよ







わたしの脆さを
どうか見つけて







わたしの脆さを
どうかあたためて







あなたのそばで
生きていたいから
きっと目覚めた時には
隣でぎゅっと
手を握っていてね








わたしが迷子になっても
何度も何度も見つけ出してね







あなたが思うよりもずっと凶暴で







あなたが思うよりもずっと脆くて壊れそう








わたしはひとりぼっちが好き








気楽に生きる時間が好き








でもあなたと
繋がっていられる時間もとても好き








きっとそばにいてね








ずっと離れないでね








たまに離れてもいいよ








たまには傷つけてみてもいい?








あなたが傷つきながらも
わたしを愛してくれる姿が







とても頼もしく美しい









あなたはとても強いひと









だからわたしは
いつまでも安心して夢の中
大切な家族と過ごす
大切な時間








この時間は
わたしを幸せにしてくれる










何があっても
環境がどうなってても




いま、この瞬間を
幸せにすることはできる







世間とわたしを切り離して
わたしのなかに
平安を見つけよう






わたしのなかに
静寂を見つけよう








あなたの手をとって
握りたい







あなたの華奢で大きな背中を
思いっきりハグしたい







あなたと触れ合っている時間が
いつまでも
幸せでありますように








わたしのこの瞬間がいつまでも
幸せでありますように