みなさん こんにちは
言語聴覚士のそえじまです。
今回は、象徴遊びについてお話させていただきたいと思います。
心理学者のピアジェは、遊びを、実践的遊び(0~2歳)、象徴的遊び(2~7歳)、ルール遊び(7~12歳)と区分しています。
子どもは、見たり聞いたり触ったりして楽しむ遊びから、徐々に対人的なかかわり遊びへと移行していきます。
「ままごと」のようなごっこ遊びを象徴遊びという言い方をします。
ごっこ遊びは、発達を見るうえでも、発達を促すうえでも重要な遊びの一つです。
ごっこ遊びも、①一人で、積み木やおもちゃなどを実物のように見立てて遊ぶ→②日常経験の再現(役割を演じる)を他者と共有しながら遊ぶ、と段階的に発展していきます。
子どもが大好きなごっこ遊びですが、実は多くの能力が必要な遊びで、楽しみながら発達を促すことができる遊びでもります。
ごっこ遊びをするためには、遊びの対象となるものや出来事をよく観察して、記憶しておかなければなりませんので、観察力・記憶力が育ちます。
「よく見てるなぁ」と感心することもしばしば。
子どもは、大好きな大人の様子をよく見ていて、セリフや仕草、道具の使い方まで記憶し、想像しながら身近にあるものを見立てて遊びを発展させていきます。
そして、想像力を育みます。こうしたらこうなる、相手がこう言ってるから、こういう状況なのかな?
と想像しながら反応したり、遊び相手の様子を受けて自分の動きを変えていきます。
それから、遊びの中で社会的ルールや「いただきます」「お先にどうぞ」「いらっしゃいませ」などのセリフを覚えていきます。更に、役割を持つことで、ルールが発生します。遊び相手と共通のルールを持つことで、社会性を育みます。
<子どもの象徴遊びをより豊かなものにするために、親はどのように関わればよいでしょうか?>
まずは、子どものやっていることを真似してみてください。無理に発展させようとせず、ひたすらおもちゃの包丁で野菜を切っていたら、真似しながら「ニンジンをトントン」などと言葉にしてみます。
子どもの遊びの発展に合わせることが重要です。
そこでお互いに「楽しいね」と視線が合ったら、そこから焼いたり、食べたり、ぬいぐるみに食べさせたり、遊びを発展させてみましょう。
子供の世界観にお邪魔するつもりで、そこにコッソリ、状況に合った台詞や挨拶のことばを加えてみます。
そのようにすることで、子どもの想像力を邪魔せず膨らませることができます。
それから、いろいろ実際に経験させてみます。
今は、なかなか外出も難しく外の世界の経験は少なくなってしまいますが、身近なお手伝いなどをやらせてあげてみてください。遊びの中だけでなく、経験することでよりたくさんの情報が入り、またママとの共通認識も深まります。それを、遊びに取り入れていくことで、ごっこ遊びの世界が広がっていきますね。
なかなか、役になりきってごっこ遊びができないママもいらっしゃるかと思いますが、遊んでいる状況を擬態語(トントン、ポンポン、じゃぶじゃぶ)を使って言語化したり、状況にあった正しい挨拶や台詞の仕方などの介入をするだけでも、ことばの発達につながる遊びになりますよ。
皆様が、お子様と楽しくコミュニケーション取れる、おうち時間になることを願っています。
2020,6
言語聴覚士 副島栄美
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