大切な人が亡くなった。
このブログにも出てきた、鳥の置物の彼。
ここ数年はお互いの人生を歩みながら、「元気?」とか彼の良く知る土地について聞いたり、年に数回連絡をとってたけど会ってはいなかった。
そしてつい先日、家族で旅行に行く際、ちょうど彼の住むヨーロッパの小さな町を通るので、久々に会おうか!となり、私の家族と彼とで食事をした。
彼に会ったのは実に15年ぶり。
久々に会う彼は、相変わらず優しくスマートで、初めて会った私の夫に地元のワインについて教えてくれたり、娘に可愛いパズルをプレゼントしてくれたり、本当に良い時間を過ごした。
夫が席を外した際「〇〇(私)は良い家族を持ったね。良かった。」と言っていたのが、なんとも彼らしい言葉で印象的だった。
その数日後、彼は帰らぬ人となってしまった。
病に倒れたわけでもなく、本当に不運が重なって起きてしまったことで。世の中には本当に理不尽な事が起きるんだって今回ほど思ったことないくらい。
その日の昼にも「ありがとう、また秋に会おうね」とメッセージをしていたのに。その夜に彼は逝ってしまった。
本当に信じられなくて、ただただ悲しい。
私は神様とか信じてないけど、今回ばかりは「彼に会えなくなるから、会いに行きなさい」と導かれたとしか思えない。
そもそも、旅行の目的地ははじめ違うところだったんだけど、海外アーティストのコンサートと日程がかぶってホテルが高騰したため、急きょ変更した目的地だった。
こんな事って本当にあるんだ。
全てのことには意味があるんだな。
彼の死にも意味があるよね。
あなたに色んな事を教えてもらった。
私がいま海外に住んでるのも彼の影響が大きい。
本当にありがとう。
あなたに出逢えてよかった。
大好きな人でした。