大切な人が亡くなった。

このブログにも出てきた、鳥の置物の彼。


ここ数年はお互いの人生を歩みながら、「元気?」とか彼の良く知る土地について聞いたり、年に数回連絡をとってたけど会ってはいなかった。


そしてつい先日、家族で旅行に行く際、ちょうど彼の住むヨーロッパの小さな町を通るので、久々に会おうか!となり、私の家族と彼とで食事をした。


彼に会ったのは実に15年ぶり。



久々に会う彼は、相変わらず優しくスマートで、初めて会った私の夫に地元のワインについて教えてくれたり、娘に可愛いパズルをプレゼントしてくれたり、本当に良い時間を過ごした。


夫が席を外した際「〇〇(私)は良い家族を持ったね。良かった。」と言っていたのが、なんとも彼らしい言葉で印象的だった。


その数日後、彼は帰らぬ人となってしまった。

病に倒れたわけでもなく、本当に不運が重なって起きてしまったことで。世の中には本当に理不尽な事が起きるんだって今回ほど思ったことないくらい。


その日の昼にも「ありがとう、また秋に会おうね」とメッセージをしていたのに。その夜に彼は逝ってしまった。


本当に信じられなくて、ただただ悲しい。


私は神様とか信じてないけど、今回ばかりは「彼に会えなくなるから、会いに行きなさい」と導かれたとしか思えない。


そもそも、旅行の目的地ははじめ違うところだったんだけど、海外アーティストのコンサートと日程がかぶってホテルが高騰したため、急きょ変更した目的地だった。



こんな事って本当にあるんだ。


全てのことには意味があるんだな。


彼の死にも意味があるよね。




あなたに色んな事を教えてもらった。


私がいま海外に住んでるのも彼の影響が大きい。


本当にありがとう。


あなたに出逢えてよかった。

大好きな人でした。

最近のファッションと美容について。


娘が生まれてからは全然ファッション楽しんでなくて、汚れても良い&洗濯に強いで選んでて、基本ボタンダウンのシャツにレギンスかスキニー。本当制服かってくらい着てる…笑


足元も妊娠中からずっとニューバランスかビルケンのマドリッド。たまにレストランに行く時はシャテルのスリッパ履いたりする程度でヒールなんて5年は履いてない。履いたら足つっちゃう。


最近まわりでCLOSEDのジーンズが流行ってて気になってるけど、今までずっとスキニーかスリムジーンズばかり履いてるから、いきなりワイドは手が出ない。シガレットジーンズあたりなら良いかも。程よくリラックス感のあるシルエットが新鮮で良い。試着しに行きたいなー


あとトーテムも着てる人よく見かけるけど、ちょっと普段着には高すぎだわ。子供が大きくなったらかな。


コスメは今ほぼフランスのファーマシー系使ってて落ち着いてる。ラロッシュポゼ、アベンヌ、コーダリーあたり。日本でも色々スキンケア買ってきたけど、なんかこっちで使うとお肌に合わないのなぜ?水の問題?それとも湿気?


あとはこれからしたいのは、姿勢矯正とスカルプケア。姿勢は見た目もそうだけど、健康のためにも正しい姿勢に治したい。姿勢治るだけで5歳は若返りそうだわ。スカルプケアは顔の皮は1枚で繋がってるし、たるみは顔筋含めたケアしないとあかんなと。


アラフォー、手をかけるとこ、手を抜くとこ、上手くやっていきたい。

少し前から日本に一時帰国中。

理由は母の闘病とそれを支える父をサポートするため。


数年前にステージ4のガン宣告を受け、抗がん剤治療を続けてきたけど、今年に入ってその治療も終わり、いわゆる緩和ケアのフェーズへ。


私は兄弟姉妹がいないので、これまで父が1人で支えて来たんだけど、この数ヶ月で状況が刻々と変わり、いわゆる介護がはじまり、父の負担が増えてきたので帰って来ました。


かと言って私が日本に本帰国して一緒に介護をしていけるかと言うと、私には遠くの地でもう私の家族が築かれていて、それを放って両親の元へ行くことは残念ながらできないショボーン


もちろんそばにいて支えたいし、最期の時は一緒にいてあげたい。だけど海外に住んでいるとそれが本当に難しい。でもきっと国内も難しいね。


いま私にできることは、ケアマネさんと相談して、父が無理なくやっていける介護スキームを整えること。そして時折、父の様子を見に来て話を聞いてくれる人(今回は看護師さん)をお願いすること。


ガンの宣告を受けてから毎日Facetimeで話をしてたけど、やっぱり画面越しでは限界があるなあと感じてて。。


ちなみに育児と介護を同時にすることをダブルケアと呼ぶんだそうです。私はたぶん同世代でも早くこういう状況を迎えることになったけど、本当に大変だ。


後悔のないように、でも無理はせずにできる範囲で尽くしたいな。

突然ですが、今年母になりました。

私が人の親なんて、今でも信じられない。


産んだ翌日からすぐに母親業は始まり、慣れない手つきで一生懸命お世話してきたこの数ヶ月。紛れもなく人生で一番濃い時間だったと思う。


自分に似た一部を持つ存在がこんなにも愛おしいものだとは知らなかった。娘を見つめているとあっという間に時間が過ぎていき、こんなにも美しい時間があって良いのだろうかと怖くなってくる。


私がどんな人間なのか知らないのに、無防備に全信頼を寄せてきて、無条件に愛してくれる存在。尊すぎる。



今朝バスルームで髪をとかしてたら、キラリと光る白髪を2-3本発見。。ついにきたか。


聞いてはいたけど、産後の抜け毛が尋常じゃない。そこへ白髪まで、、容赦ないわ。でもそれすらどうでも良いと思えてくるほど幸せな今。そういう風にホルモンでなっているのかもしれない。


今はただただ可愛いと愛情をせっせと注ぐ。

言葉を話し出したら、良い教育を与えなくては。

先日、数年ぶりに昔の彼と連絡を取った。


お互い今は海外に住んでいる。


近く私の誕生日に夫と行く旅行先が

彼のテリトリーだったので、

レストラン情報を聞くために連絡してみた。


一通り情報を送ってくれた後、

ちょうど彼は1人でワインを飲んでいたらしく、

テラスとワイングラスの写真が送られてきた。



そして「会いたいね」の一言。



そうだ、これが彼だ。


言葉のもつ力たるや…

ものすごいスピードで頭の中のページがめくられ、

10年以上も前の記憶が瞬時に甦る。



一緒に過ごした私の誕生日。

エジプトで買ってきた、鳥の置物をくれたよね。


そして日付が変わる頃、

彼はいつも通り帰ると言い部屋を出て行った。

1人残された部屋で、私はワンワン泣いた。



当時は彼のことが本当に好きだった。

形はどうであれ、そう思える人と出会えて良かった。

その歴史があるから、今の私がいる。



彼とまた会うかは分からない。

でも彼は完全に過去の人。

私は夫のことが大好きだし、

傷つけるつもりもない。



でもエジプト土産の置物は、

実は今、我が家の本棚に置かれている。

日本を離れる時、捨てられなくて持ってきた。



だって、それは私をつくる大切な思い出だから。