海棠高校


その高校は、一般的には


変わった高校として、知られている


例えば・・・


生徒会だ


「・・・どちくしょーが!!!!」


叫んだのは、副会長の律だった


「まーまー」


そうなだめたのは、書記の唯


「なんで、生徒会長がこねーんだよ!!!」


海棠高校、生徒会長


品川 蓮


その男は、人望は厚いが・・・・・


チャラかった


金髪・ピヤス・制服の改造


生徒会長とは思えない、大男なのだ


「だいだいふざけてんだろ!!!

   

 くじで、生徒会決めるとか!!!!!!!!!!」


「まーまー」


そう、この学校は


くじで生徒会を決めるという


独特な決め方だったのだ


会長以外は・・・


がらっ


「おー、やってるなー!」


入ってきた男は、


品川 蓮


さっきいったように、チャラい


ばこんっ


「遅い!」


「いってー!!」


「お前が来ないと、アタシに回ってくんだよっっっっ」


「まーまー」


夏休み後の学校


それは、秀才でかつ、生徒会副長である


桜峰 律であっても、面倒くさいものだった。


彼女は、頭脳明晰、容姿端麗、


と、いう言葉がよく似合うほどの女だった。


しかし、運動だけはいまいちがった。


その上、ずっと、家にいた体ではだるさがもっと増すのであった。


(だるい・・・・)


がらっ


教室は、やはり夏休み前と変わらない。


「おっはー!!律ー!!」


それは、律と赤津 唯とも変わらないのだった。


「相変わらずの、元気っぷりだな。」


唯は、生徒会書記なのだ。


唯は、学年のアイドル的存在で


ツインテールにされた、栗毛に


クリクリとした緑の目


モデルのように、細く長い手足


一方、律はめったに笑わないことで、有名な副会長だ


肩甲骨くらいの黒髪に


きりっとした、黒い瞳


いつも背筋を、ぴんっとしている


そんな、2人は、対象的なことから


律は、月 唯は、太陽


と、言われることがある


「ねー、雑用。決まったってよ!!」


「・・・まともなやつ、だろうな」








いつからだ・・・


こんなに人へ


壁を、作るようになったのは




だれにも、言わないはずだった

               

言ったらばらされる・・・


怖い、怖い・・・・・


[怖い?何におびえているのですか??]


              

何に・・・・・・・・?


[ああ、質問を変えますね。 誰に、おびえているのしょう?]


それは・・・・・・・


[いや、答えを出すのは、まだ早いです。まだ、あなたは自分が分かりきってない。]


どういう意味だ・・・


[さぁ、自分を見つけてください]


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


がばっ


・・・・・・・ゆ、夢!?


なんだ、


そこには、心からホッとしてる自分がいた