「気が滅入る...」
まだ若いのにこのような症状に悩む人が多いと聞きます。
ここ数年、そうした人が増えたようですが、原因ははっきりしています。
過度のストレスや食べ物の偏り。
さて、ここではストレスを見てみましょう。
ストレスが脳の視床下部に影響を与えてホルモンのバランスを崩し、
自律神経失調症などの目に見えないトラブルを起こすのです。
ストレスは人間関係、悩み、将来の不安、環境問題など、
心理的・社会的ストレスから、
運動不足、偏った食生活、不規則な睡眠などあらゆる要因があり、
今すぐ原因を取り除けない場合もありますよね。
しかしです。
日常生活の中でもホルモンバランス改善の為にできることがあるのです。
それは
ウォーキングです！
ウォーキングを薦める理由は、外を歩くと気持ちがいいし、
気分転換になるという理由だけではありません。
大脳生理学に基づく理由があるのです！
まず15～20分程歩くと、βエンドルフィン、ドーバミンという
神経伝達物質が脳に分泌されます。
「気持ちがいい」という状態になった時にでてくるので
「脳内麻薬」とか「快楽ホルモン」
とも呼ばれています。
このホルモンによって脳はストレスホルモンから守られ、
「快」の状態を作る事ができるのです。
そして40分程たつと、なんと「セロニン」というリラックス系のホルモンが出てくるのです！
このホルモンの働きは、「精神の安定」なんだそうです。
興奮したハイテンションの状態をほどよく落ち着かせ、
心をすっきりさせてくれます。
このように、しばらく歩くと脳内ホルモンバランスを整えてくれるので
うつの気分も晴れてくるわけです。
ウォーキングの長所は、ホルモンのバランスを整えるだけではありません。
ドーバミンは「Ａ10神経」と呼ばれる神経を通じて、
やる気のボタンとなる脳の核を刺激します。
それによって、脳は無意識のうちにやる気にさせ、
ポジティブな思考を作り出してくれるのです！
ウォーキングのメリットはまだまだあります。
例えば...
・正しい姿勢で歩けば、骨盤のゆがみが矯正される
・体の新陳代謝がよくなり、よって血行がよくなる
・汗を流す事で、デトックス効果あり。
よって、肌の代謝がよくなりお肌のつやがよくなる。
・腹筋・背筋を使うため、ウエストの周りの贅肉がおちる。
・ウォーキングで下半身が鍛えられると、ヒップアップ効果！
特に場所も道具もスキルもいらない、ただ歩くだけの手軽な運動が
こんなすごい効果があるんです！
ストレスで心身ともに不調になっている時、
私達はこもりがちですよね。
でも、思い切って外にでて歩けば、
不思議と元気になってきます。
最後に「いつまでも若々しい体」を作るウォーキングのポイント。
・1週間に4回、継続して40分歩くこと
・1秒間に2歩くらいのやや早足で歩くこと
・背筋と足をしっかり伸ばして歩くこと
・話をせず、歩く事に集中すること
・景色が変化する屋外で歩くこと
脳が疲れているときこそ、ウォーキングですね。
人間は、体を動かしてこそ「幸せ」に近づくようにできているのですね。
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