こんにちは![]()
今日は、
『安楽死という決断』
についての私の体験談を書いていきます。
私は、これについて後悔していました。
きっと皆さんの中にも、
この決断を迫られた方はいらっしゃると思います。
そして、もしかしたら、
私のように後悔している、という方もいるかもしれないですね。
プリンセス、13歳半でお空へ。
自分の仔の命を、自分の決断で終わりすること。
私にはとても難しいのです。
いつのタイミングなのか、どうしても分からなかったのです。
人間には、
どんな状態でも、どんなに苦しそうで辛そうでも、
死の時を決めることはありませんね。
「今日」とか「明日」とか「来週に」
とか死の時を決めることはしません。
私は人間へのナースなので、
死の時を決めるということを考える必要がなかったのです。
人間への安楽死は、日本では認められていませんね。
カナダでは州により異なりますが、私がはたらくBC州は認められています。
私の受け持つ方の中にもそれを選択する方はもちろんいらっしゃいます。
でも、それは、ご本人の決断です。
ご家族はそれへの悲しみや寂しさはあれど、
決定自体はくださなくていいのです。
(というか、法律でご本人しかそれへの決定は下すことができないと決まっています。)
つまり、私は、
第三者である自分が、
自分の仔の死のタイミングをいつにすれば良いのか、
全く分からなかったのです。
私は仕事柄、たくさんの方の最期やシニア時代の生活を見てきています。
病状の進行や経過から見て、
大体の近い未来の様子は想定できます。
それなのに!!!
私の仔の苦しみを分かっていたのに!!
彼女への安楽死の決断が中々できなかったのです。
亡くなるのは3日以内くらいかなぁ、
と気づいていたのに、です。
最終的には、もうその日に亡くなるという日になって
獣医さんのところへ無理やり連れて行き、
そこで安楽死となりました。
後になって、
最後の数日間は本当に意味があったのかな?
彼女の苦しみを長引かせただけだったのかな?
私がもっと早い段階で決断してあげられていたら、良かったかな?
彼女を失った喪失感よりも、罪悪感の方が先になっていました。
そして、それに向き合うのが怖くて
これをしっかりと考えずに数年経ってしまいました。
でも、動物さんとお話をしていく中で、
この仔たちはみんな、
ママさん、パパさん(家族)の味方、と言うことに気付かされたのです。
どんなことがあっても、です。
そこで、
私も勇気を持ってプリンセスに聞いてみることにしました。
:プリンセス、最期苦しかったよね?
:うん、苦しかったよ。呼吸が苦しかった。
:自分がそろそろ亡くなるって言うことも知ってた?
:うん、知ってたよ。
:もっと早くにママが決断した方が良かったと思う?
:別に。なんで?
:だって、そうしたら苦しい時間が短くなったかなって。
:そんな風に考えなくていいよ。
:どうして?
:だって私はママと一緒にいれて嬉しかったよ。一緒に寝てくれて嬉しかった。呼吸もこっちにきたらもう苦しくないんだし、そんなことを考えなくていいんだよ。
:うん、私も最後の数日間そばに一緒にいられて良かったよ。
じゃあ、逆に、もし私が早く決断してたらどう思う?
:それでもいいんだよ。だって、ママは私のためを思って決断するんでしょ?私たちは、愛の交換をしているだけなんだよ。
:どう言う意味?
:苦しい時間、に意味はないの。私たちが愛の交換をしたって言うことに意味があるの。もう死んで苦しくなくなったら、残るのはこの愛の交換をしていたっていう想いだけなんだよ。だから、後悔なんてしなくていいんだよ。
:そうか。愛の交換か。なるほど。ありがとうね。
:ママのことずっと大好きだよ!
私のことを絶対に悲しませるようなことを言わないとは知っていたけど、愛の交換をしていただけで、それ以外のことは問題じゃない、って言ってもらえて、大泣きしてしてしまいました。
本当に、本当に、
なんて心の広い、思慮深い生き物なのでしょう!
たくさん学ばさせてもらっています。
これを聞いたからと言って、もちろん一瞬にして気持ちが
切り替わるなんてありません。
でも、前向きな一歩を踏み出すきっかけになったのは
間違いなかったです。
私は、
「愛の交換」
と聞いて納得もできたからです。
これを心の中で何度も何度も反芻していく中で、
あの苦しそうな時間が、悲しい思い出ではなく、
愛の交換の時間だった、
と自然と思えるようになったのです。
そこから
後悔の時間だったものが
『愛の交換の時間』
に変わりました。
皆さんも、
後悔さえも安心に、そして幸せへ。
自分の仔と一緒に幸せになりませんか?
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