中東旅行記:7日目 シリア/パルミラ〜クラックシュバリエ〜ハマ
さて、休養ばっちりの7日目。
朝早くからパルミラの遺跡を見て回ります。
ここもローマ時代の遺跡です。
こんなところに来てまで自分たちの国の様式で
自分たちの国と同じような都市を作ったローマ帝国。
「When in Rome, do as Romans do.」
ということわざがありますが、ローマ人だけはいつでもどこでも
「Romans do as Romans do.」
だったんだなあと。
この遺跡もやっぱり放置プレイなので好き勝手に気の向くまま、足の向くまま見て回ります。
遺跡疲れもあって、2~3時間であっさりと見て回って終了。
ヨルダン、シリアの遺跡にはどこにでも猫がつきもののようで、
ここでも相方と2人鼻の下を伸ばして猫トラップにかかり、しばらく足止めを喰ったのでした。
途中、ジェラシュと同じように他の観光客からの写真攻めにあいました。
どうやらアジア人は珍しいらしく、お金持ちそうなシリア人観光客が
次から次へと私たちと一緒に写真を撮りたがります。
誰でも芸能人気分を味わえる国、シリア。
日本人が外国人を見て「彫り深っ!顔濃っ!」と思うように、
彼らにも「彫り浅っ!顔薄っ!」と、思われてるんだなあと思うと複雑な気分です。
遺跡の中をぷらぷらと歩いていると、観光バスにナンパされました。
見学中の観光客の荷物がそのまま残されている観光バスは明らかに仕事中ですが、
唯一遺跡の中にあるホテルまで連れて行ってくれるというので、
ちょうどそのホテルでお茶をしてみたいと思っていたし、便乗することにしました。
超高級ホテルでカフェもとてもきれいなのです。
カフェに行くと猫が数匹昼寝をしています。
ここでも猫にモテまくり、幸せです。
カフェですぐ近くに超お金持ちそうなイギリス人の奥様方が座っていて、
久しぶりに優雅な、かなりハイクラスのクイーンズイングリッシュに
うっとりと聞き入り、気持ちまで優雅になりました。
午後はハマという街に移動するのですが、昨日のようなバス移動を思うと
身体も疲れてきているし、かなり憂鬱になっていたので、
優雅な気持ちのままタクシーを利用することにしました。
そのホテルのフロントで、奥様方の影響で優雅なクイーンズイングリッシュで車を手配してもらい、
自分たちのホテルで荷物をピックアップしてそのままハマに向かうことにしました。
ハマまで2時間半、300kmの道のりで120アメリカドル。
車中で運転手さんからの提案を受け、明日行く予定だった
クラックシュバリエという遺跡をまわって行くことにしました。
2人で観光込みハマまで150アメリカドルなのでまあまあです。
クラックシュバリエはかなり大きなお城で、聖ヨハネ騎士団が1144年に
この城を要塞化した後、イスラムのマムルーク朝の支配を経て現在に至るようですが、
至る所に十字軍時代の名残、マムルーク朝支配時代の名残があり、
その波乱の歴史を感じさせてくれます。
とても保存状態が良く、礼拝堂(モスク)、食料貯蔵庫にアラブ浴場など、
今でもはっきりと往時の姿を残す施設も多くありました。
前日のデッドシティもでしたが、どこに行ってもラピュタか、ゲームのICO(イコ)
の世界です。
ここでもかなり観光客が多く、やはり写真攻めです。
日本人らしいバックパッカーの男の子も同じように写真攻めに会っていました。
欧米人のバックパッカーと2人組でしたが、すれ違った時に日本語で声をかけたところ、
彼は日本語がしゃべれないとのこと。
と、思ったら欧米人風の男の子の方が流暢な日本語でしゃべりだしました。
アメリカ人の団体を引率しているシリア人ガイドもかなり流暢な日本語で話しかけてくるし、
なんというか、日本語が世界の公用語になる日も近いんじゃないでしょうか。
ハマに向かう車の中で、明日の予定を運転手さんと交渉し、
当初は予定になかったマアルーラという集落を経由してダマスカスに向かうことになりました。
ハマからマアルーラ経由でダマスカスまでで160アメリカドルです。
少々高いですがタクシーをチャーターして観光付きなのでまあ許容範囲です。
年齢的にも体力的にも「無理しない」がモットーのオンナ2人旅なので問題ありません。
ハマは水車で有名なこじんまりとした街です。
明るいうちに街に着いたので夕飯を食べに行きがてら街を歩いてみました。
ハマはオロンテス川の中流にあり、とても豊かな街です。
水車も街中にいくつもあります。
公園を見下ろすレストランで食事をした後、ライトアップされている水車を正面から見られるカフェで
ビールを飲みながら水タバコをいただきました。
水タバコは何種類かフレーバーがあるのですが、店員さんのオススメでリンゴ味にしました。
本格的な炭火の水タバコは、あまりタバコっぽくはないのですが雰囲気に酔ってしまいます。
と、目の前の橋の上から何人も男の子が河の中に飛び込んでいます。
たくさん人も集まってきて何やら大騒ぎです。
なんでそんなに大騒ぎだったのかは結局分からずじまいでしたが、
何かお祭り的なことがあったようです。
ハマは、シリアの道頓堀と心得ました。
いよいよ明日は最後の目的地、ダマスカス。
私たちの旅も、残すところあと2日となりました。
ちなみに、予定になかったマアルーラは、キリストが話していた言葉、
アラム語が未だに話されている土地だということです。
今から、アンテナが振れています。
さて、何が待っているのか・・・。
朝早くからパルミラの遺跡を見て回ります。
ここもローマ時代の遺跡です。
こんなところに来てまで自分たちの国の様式で
自分たちの国と同じような都市を作ったローマ帝国。
「When in Rome, do as Romans do.」
ということわざがありますが、ローマ人だけはいつでもどこでも
「Romans do as Romans do.」
だったんだなあと。
この遺跡もやっぱり放置プレイなので好き勝手に気の向くまま、足の向くまま見て回ります。
遺跡疲れもあって、2~3時間であっさりと見て回って終了。
ヨルダン、シリアの遺跡にはどこにでも猫がつきもののようで、
ここでも相方と2人鼻の下を伸ばして猫トラップにかかり、しばらく足止めを喰ったのでした。
途中、ジェラシュと同じように他の観光客からの写真攻めにあいました。
どうやらアジア人は珍しいらしく、お金持ちそうなシリア人観光客が
次から次へと私たちと一緒に写真を撮りたがります。
誰でも芸能人気分を味わえる国、シリア。
日本人が外国人を見て「彫り深っ!顔濃っ!」と思うように、
彼らにも「彫り浅っ!顔薄っ!」と、思われてるんだなあと思うと複雑な気分です。
遺跡の中をぷらぷらと歩いていると、観光バスにナンパされました。
見学中の観光客の荷物がそのまま残されている観光バスは明らかに仕事中ですが、
唯一遺跡の中にあるホテルまで連れて行ってくれるというので、
ちょうどそのホテルでお茶をしてみたいと思っていたし、便乗することにしました。
超高級ホテルでカフェもとてもきれいなのです。
カフェに行くと猫が数匹昼寝をしています。
ここでも猫にモテまくり、幸せです。
カフェですぐ近くに超お金持ちそうなイギリス人の奥様方が座っていて、
久しぶりに優雅な、かなりハイクラスのクイーンズイングリッシュに
うっとりと聞き入り、気持ちまで優雅になりました。
午後はハマという街に移動するのですが、昨日のようなバス移動を思うと
身体も疲れてきているし、かなり憂鬱になっていたので、
優雅な気持ちのままタクシーを利用することにしました。
そのホテルのフロントで、奥様方の影響で優雅なクイーンズイングリッシュで車を手配してもらい、
自分たちのホテルで荷物をピックアップしてそのままハマに向かうことにしました。
ハマまで2時間半、300kmの道のりで120アメリカドル。
車中で運転手さんからの提案を受け、明日行く予定だった
クラックシュバリエという遺跡をまわって行くことにしました。
2人で観光込みハマまで150アメリカドルなのでまあまあです。
クラックシュバリエはかなり大きなお城で、聖ヨハネ騎士団が1144年に
この城を要塞化した後、イスラムのマムルーク朝の支配を経て現在に至るようですが、
至る所に十字軍時代の名残、マムルーク朝支配時代の名残があり、
その波乱の歴史を感じさせてくれます。
とても保存状態が良く、礼拝堂(モスク)、食料貯蔵庫にアラブ浴場など、
今でもはっきりと往時の姿を残す施設も多くありました。
前日のデッドシティもでしたが、どこに行ってもラピュタか、ゲームのICO(イコ)
の世界です。
ここでもかなり観光客が多く、やはり写真攻めです。
日本人らしいバックパッカーの男の子も同じように写真攻めに会っていました。
欧米人のバックパッカーと2人組でしたが、すれ違った時に日本語で声をかけたところ、
彼は日本語がしゃべれないとのこと。
と、思ったら欧米人風の男の子の方が流暢な日本語でしゃべりだしました。
アメリカ人の団体を引率しているシリア人ガイドもかなり流暢な日本語で話しかけてくるし、
なんというか、日本語が世界の公用語になる日も近いんじゃないでしょうか。
ハマに向かう車の中で、明日の予定を運転手さんと交渉し、
当初は予定になかったマアルーラという集落を経由してダマスカスに向かうことになりました。
ハマからマアルーラ経由でダマスカスまでで160アメリカドルです。
少々高いですがタクシーをチャーターして観光付きなのでまあ許容範囲です。
年齢的にも体力的にも「無理しない」がモットーのオンナ2人旅なので問題ありません。
ハマは水車で有名なこじんまりとした街です。
明るいうちに街に着いたので夕飯を食べに行きがてら街を歩いてみました。
ハマはオロンテス川の中流にあり、とても豊かな街です。
水車も街中にいくつもあります。
公園を見下ろすレストランで食事をした後、ライトアップされている水車を正面から見られるカフェで
ビールを飲みながら水タバコをいただきました。
水タバコは何種類かフレーバーがあるのですが、店員さんのオススメでリンゴ味にしました。
本格的な炭火の水タバコは、あまりタバコっぽくはないのですが雰囲気に酔ってしまいます。
と、目の前の橋の上から何人も男の子が河の中に飛び込んでいます。
たくさん人も集まってきて何やら大騒ぎです。
なんでそんなに大騒ぎだったのかは結局分からずじまいでしたが、
何かお祭り的なことがあったようです。
ハマは、シリアの道頓堀と心得ました。
いよいよ明日は最後の目的地、ダマスカス。
私たちの旅も、残すところあと2日となりました。
ちなみに、予定になかったマアルーラは、キリストが話していた言葉、
アラム語が未だに話されている土地だということです。
今から、アンテナが振れています。
さて、何が待っているのか・・・。