お気に入り度:★★★☆

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
17歳のカルテ コレクターズ・エディション

以前お気に入だった女の子のおススメで観てみたんですが、これも重~い映画ですね。


アスピリンを大量に飲んで自殺を図ったスザンナ(ウィノナ・ライダー)は精神科に入院、そこで彼女はエキセントリックな患者リサ(アンジェリーナ・ジョリー)など、風変わりな女性達に出会う…。


この映画を紹介してくれた女の子は臨床心理士を目指している子で、内容もやはり精神病棟(今は心療内科と言うみたいです。)の話でした。以前なんかの本で『カッコーの巣の下で』の少女版って読んだ事ありますが、病院の内と外と、どっちが病んでいるかがよく書かれていると思いました。10代の子の将来への不安、性に対する疑問や恐怖など、精神的にかなり不安定な時期、それが青春なんでしょうね。そんな彼女らに誰かが救いの手を伸ばしていればこうはならなかったのでは…?


私も職業柄精神障害を持った人々と関わる事がありますが、誰かがちょっと気を遣えば普通でいられる人達は沢山います。彼女達のように「厄介者は病院に入れてしまう…」。恐ろしいことにそれは現実にあるんですよ。家族に捨てられてしまう…皆さんはそれがどんなに辛く悲しい事だか理解できますか?


主演がウィノナ・ライダーって事で、大した期待はしてなかったんだけど、ほんと考えさせられた作品でした。10代、20代だけじゃなく、色々な世代の人に見て頂きたいですね。


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