お気に入り度:★★★★☆
何とか食欲が出てきたので一先ず安心です。明日も休みなんでゆっくり療養する予定です。一人暮らしで熱発すると洗濯物や洗い物が片付けられなくて溜まる一方で…。直ったら大掃除だ…。
この映画も某家電量販店で980円で売ってて、メル・ギブソンとジュリア・ロバーツが出ているので購入しました。
ニューヨークの昔の記憶をなくしたタクシー運転手のジェリー・フレッチャー(メル・ギブソン)は、周囲のちょっとしたことに国家の陰謀が隠されているという強迫観念に取りつかれていて、毎日乗客達に「陰謀」を語り続けていた。そんな彼には記憶が無い。
ただアリス・サットン(ジュリア・ロバーツ)を守るという使命と“ジェロニモ”という謎の言葉だけが脳裏に焼き付いていた…。彼女に陰謀が迫っていると悟ったジェリーは、彼女に接近するが変人扱いされる。だがジェリーの勘は正しく、謎の組織が二人を狙いはじめる。
一体彼は何者なのか?なぜアリスを守るのか?彼女にどんな陰謀が迫ってるのか?やがて謎は一つ一つ現実の恐怖となって二人に襲い掛かる…。
『グーニーズ 』や『リーサルウエポン』シリーズなどの大ヒットメーカー、リチャード・ドナーが監督を務めるサスペンススリラー。
これもあまり期待してなかったので購入後も暫らく観なかったのですが、観てみてビックリ、かなり面白い映画ですよ。まだ体調が芳しくないので少し眠かったのですが、135分集中して観れました。前半がジェリー、後半がアリスと主役交代しているので中だるみも無かったなぁ。
今作品のメルはかなり変人な役で、メルの違う一面が見れます。かなりストーカーっぽいし…。ジェリーが語るアメリカのゴシップ的な陰謀説は「やっぱ本当なんじゃ…」って思っちゃいますね。
ちなみにこういった内容どこかで観たことがあるなぁと思ったら、『ペリカン文書』と似ていますね。こちらもジュリア・ロバーツ主演だし。個人的に『プリティ・ウーマン』の彼女が一番好きです。
またジェリーの過去や悪者の正体といった謎が、少しずつ見え隠れしていくうちに、ラスト近くでやっと全貌が判明するあたりの構成は見事でしたね。途中騙されそうになったし…。
J・Dサリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」が物語で重要な役目を果たすのですが、このアイディアもなかなか面白いです。本当にJFK暗殺の犯人リー・ハーヴェイ・オズワルド達はこの本を持っていたのでしょうか…??ちと勉強不足なもので…。