●民主党は不法滞在外国人のための政党か!?

 ①住民基本台帳法の提供対象の拡充
 住民基本台帳法の適用対象に、日本国籍を有しない者のうち出入国管理及び難民認定法第54条第2項の規定により仮放免された者であって、仮放免された日3月を経過したものを加えるものとすること。
 つまり、不法滞在外国人が異議申し立てや裁判闘争のために仮放免されて3月以上日本にいるのであれば、住民基本台帳に載せろというのです。なぜ不法滞在者をわざわざ正規滞在者にように、住民基本台帳に載せなければいけないのか理解に苦しみます。

 ②入管法と特例法の附則に経過措置規定を置くこと
 施行日前に旧外国人登録法の規定による登録を受けた者であって不法滞在については、旧外国人登録法の規定は、第4条の規定の施行後も、当分の間、その効力を有するものとすること。
 趣旨は、不法滞在でありながら外国人登録を受けている外国人が約2万人存在するので、外国人登録法が廃止されることによって、外国人登録原票にも住民基本台帳にも記載されなくなるという事態を、当分の間に限定して防止したいというのです。せっかく「在留カード」を導入するのに、不法滞在者のために、わざわざ外国人登録証の効力を延ばす必要性はまったくありません。

 さらに、驚くことは、民主党は国際法上のアムネスティ条項を援用して、すべてのオーバーステイしている者約11万人を3年後の法改正にあわせて、全て合法化して、正規滞在者にしろとまで言っているのです。

 アムネスティ条項とは、三十年戦争を終結させた1648年のウェストファリア平和条約の2条が有名です。そこには、戦乱が始まって以来、言葉、記述、暴虐、暴行、敵対行動、毀損、失費のかたちで行われたすべてのものにつき、「交戦諸国相互間で、永久の忘却、大赦ないし免罪があるべきものとする」と規定されています。このような「全面的忘却」―すべてを水に流すこと―の精神に基づくものがアムネスティ条項というものです。戦争を燃えた国家間の憎悪の焔を鎮めるために必要とされるものです。

 戦争時には必要かもしれませんが、そのアムネスティ条項を、戦争もないのに、平時の日本の不法滞在者にも当てはめろと民主党は言っているのです。開いた口が塞がらないとはこのことです。
民主党がいかに日本人のための政党ではなく、外国人、それも不法滞在者のための政党であるかはっきりしました。

 平沼赳夫会長は、これらを聞いて「民主党の鳩山代表の友愛精神とは、『日本列島は日本人の所有物でない』との発言に見られるように、不法滞在者のための精神であることがよく分かった」と喝破したほどです。

 以上の修正要求について、自民党は拒絶しています。それによって、総務委員会での住民基本台帳法の修正協議が進んでおらず、そのことを理由に、法務委員会も止まってしまっています。

●来日外国人の検挙状況

 次に、来日外国人の在留資格別検挙状況について、報告を受けました。平成10年には5382人が検挙されたのが、平成20年には7148人(33%増)に増加しています。逆に不法滞在者の検挙は1302人から614人(53%減)に減少しています。不法滞在者半減プロジェクトの効果でしょう。増加したのは、正規滞在者の犯罪で、4080人から6534人(60%増)になりました。特に増加したのは、留学生の犯罪が376人から688人(83%増)、研修生が264人から676人(156%増)となっています。留学や研修の全体の数の増加が犯罪を引き上げたと思われます。国籍別では、やはり中国人、韓国人、ベトナム人が多く占めています。

 来日外国人の検挙統計には、いわゆる定着居住者(永住者、永住者の配偶者及び特別永住者)や在日米軍関係者及び在留資格不明者が入っていませんでした。今年からは、定着居住者も検挙統計を取りだしたとの報告を受けました。今まで統計を取っていなかったこと自体、問題でしたが、一歩前進です。あわせて、重国籍者の検挙統計も取るように要望しました。

●入管法修正について再度申入れ

 報告後、参加議員から「法務省は民主党の修正要求に妥協すべきではない」「与野党修正協議は、密室で誰も知らない間に行われおり、大変問題だ」「文科省の不法滞在者子弟の就学について、就学させないと治安が悪化するなどという考えは間違っている」などの意見が出されました。
 今後、自民党法務委員会筆頭理事に対して、再度申入れをすることを確認しました。

 29日(金)は、平成21年度補正予算の成立の日です。参議院では否決され、衆議院に戻ってきました。本会議後、戸井田とおる幹事長と私赤池が、法務委員会自民党筆頭理事、自民党法務部会長、総務委員会自民党筆頭理事を尋ね、状況を確認し、慎重審議の申入れを行いました。

 最後の最後まで、日本国家国民を守るために、全力を尽くす覚悟です。今後もご指導ご支援を心よりお願い申し上げます。
http://blogs.yahoo.co.jp/masaaki_akaike/58935267.html

不法滞在は犯罪の温床になっているために、治安を回復するためには撲滅しなければならない。
しかしながら、民主党は治安より犯罪者の生活を優先させるようだ。
個人主義の左翼の考えというのは特定の集団の人権ばかり優先し、その他の集団の人権は蹂躙されても構わないと考えている傾向がある。
まあ、民主党政権になればまず間違いなく日本は治安が悪くなって住みにくくなるよ。