中国・四川省の大地震 死者約1万人に
(産経新聞 2008/05/13 07:43)    


 12日午後に中国南西部・四川省を震源として発生した大規模地震で、新華社は13日、死者は四川省だけで1万人近くに上ったと伝えた。温家宝首相が震源地に隣接する都江堰市から陣頭指揮を執るなど被災地の救援活動に全力を挙げているが、各地で交通網が寸断、救援は難航している。

 被害がもっとも深刻な四川省綿陽市北川県では建物の80%が倒壊しており、犠牲者はさらに増えそうな情勢だ

 新華社は「(1976年に河北省で起きた)唐山地震以来、最悪の地震」と伝えており、被害が集中した四川省綿陽市では7000人以上が死亡したという。

 通信社の中国新聞社電によると、被害の最も大きかったとみられる綿陽市北川県から逃れてきた被災者は「北川県は(地震で建物が崩れ)真っ平らになってしまった」と語った。

 民政省は13日、被災地支援のため2億元(約30億円)の緊急支出を決定。テントなどの救援物資を四川省に配給することを決めた。衛生省や地震局も特別チームを編成、現地に派遣した。

 中央テレビによると、温首相は都江堰市内で「万難を排して一刻も早く被災地に入ってほしい。1秒早ければ1人の人命を救える」と救援隊員に指示した。

 米地質調査所(USGS)によると、震源は省都・成都から北西に約90キロ離れた同省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県で、震源の深さは約10キロ。揺れは台湾、バンコク、ハノイなどへも広がった。

 新華社通信は北川県だけで死者は3000~5000人と推定。少なくとも420人が死亡したとみられる同省徳陽市では、2つの化学工場が全壊、数百人が生き埋めになった。工場からは液化アンモニア80トン以上が漏れ出しているという。震源地から約100キロ離れた成都近郊の都江堰市では、中学校校舎の倒壊で900人近い生徒が生き埋めになり、死者は50人を超えた。四川省ではほかに少なくとも4つの小中学校の校舎が倒壊。同省眉山市では約3200人の負傷者が出ている。

 成都の南東約250キロの重慶市内でも、小学校2校の校舎が倒壊して5人の児童が死亡するなど50人が犠牲になったほか、陝西省で57人、甘粛省で48人、雲南省でも1人の死亡が確認されている。


崩れる壁「逃げろ」 中国大地震、交通混乱、銀行も停止
(朝日新聞 2008/05/13 03:07)

 日本人も数多く住む中国・四川省を12日午後、大きな地震が襲った。強い揺れに、市街地では人々が建物から飛び出した。つながらない携帯電話、渋滞する道路、崩れる建物――。朝日新聞の電話取材に、被災者らは「こんなことは初めて」などと恐怖を語った。

 成都市南部の四川大学。市内のユースホステル老沈青年旅舎で住み込みのアルバイトをしている日本人留学生、三好雅人さん(35)は教室で中国語の授業を受けていた。

 小さな揺れの後、突然大きく横に揺れはじめ、壁の表面がボロボロと崩れた。中国人教師と、アメリカ人や韓国人の生徒7人は全員あわてて外に飛び出した。揺れは2~3分続いたように感じた。「震度4は日本で経験があるが、それ以上に揺れて驚いた」

 授業は中止に。幹線道路は交通渋滞がひどく、救急車のサイレンがあちこちで鳴る。携帯電話も不通になった。多くの市民が道ばたで不安そうに情報交換をしていた。

 オートバイ部品メーカーの合弁会社に勤める邦人男性(45)は、市郊外の会社で地震にあった。向かいのマンションでは、壁のタイルが落ちた。「震度5ぐらいあったんじゃないか」。従業員を外に避難させ、この日の仕事は休みにした。

 夕方6時までに、少なくとも3回揺れを感じた。ラジオからは「旧市街地のビル20棟が倒壊した」との情報が聞こえた。市中心部は一部の幹線道路が通行止めになった。

 振り込み手続きで、成都市内の銀行にいた日本語学校校長、沈健さん(47)は客や行員ら数十人とともにあわてて屋外に避難した。揺れが収まってから銀行の建物を見ると、幅5~10センチもあるひび割れが、地上から6階建ての最上部まで走っていた。

 業務停止だと銀行から言われ、書類を置いたまま引き揚げた。生徒、日本人講師と学校は無事だったが、「何カ所も建物が崩れ、火事も起きていると聞いた。こんなことは初めてだ」と話した。

 震源地から千数百キロ離れた北京も揺れた

 20階建てのビルの2階に入る出版社で働く日本人女性は座ってパソコン作業をしていて、30秒ほど緩やかな揺れを感じた。「最初はめまいかと思ったが、ほかの日本人も気づいたので地震とわかった。たまにしか起きないのでびっくりした」。地震が少ない北京では、気づいた中国人は少なかったという。

 「上海の高層ビルに避難命令が出た」。米系広告会社の上海事務所に勤める鈴木庸介さん(30)は午後3時半ごろ、こう言われて初めて地震があったことを知った。オフィスは40階建てビルの21階。窓の下の公園は、ビルから避難した人であふれていた。

 地震の影響で現地からの直接情報は乏しく、被害の全容は不透明だ。日本の旅行会社は現地の情報収集に追われた。近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)が企画した臥竜、成都4日間のツアーで、12日朝に広島空港を出発した2人は、同日中に上海から空路で成都に入る予定だったが、地震の影響で急きょ重慶に変更された。広報担当者は「重慶に入ったことは確認されている」という。

 西遊旅行(同)が12日午後4時ごろ、四川省の隣の雲南省・昆明にある旅行会社に問い合わせたところ、「成都にある旅行会社とは、電話が不通で連絡が取れていない」と言われたという。


20080513-2414621-1-L.jpg


xinsrc_1920505121612250147043.jpg

xinsrc_1920505121612562198024.jpg

xin_1120505121512625383058.jpg

chn0805130750006-l9.jpg

adfhgfhrf.jpg

dfbvdvedf.jpg

xinsrc_0920505130755718281789.jpg

xin_4220505130730140101814.jpg

xinsrc_10205051307554062141011.jpg

xin_1820505130723046125397.jpg

xin_4220505130730406421116.jpg



http://specificasia.seesaa.net/article/96552068.html#more


新潟県中越沖地震、中国ネットで歓喜の声相次ぐ
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/china/1210583108/l50x  


China Earthquake 7.8R, 5/12/2008 Sichuan Province
http://jp.youtube.com/watch?v=9-1_FNFtRY8&fmt=18  

まぁとりあえず、愛国心溢れる留学生の諸君は祖国の為に帰るんだよね。

今こそ、本物の愛国心を示す時だ。

そして、共産党はまず軍事費を全て被災者に回しなさい。

福田支障、災害の救済なら税金使っても文句言いませんよ。
パンダの分もそっちに使って下さい。
ただし、中国人留学生に年300億支援している一方日本人学生対象の奨学金が貸し付けという理不尽なことをしているのですから、日本政府が支援金を送るなら中学留学生の支援を削ってください。



「四川省アバ(ガパ)・チベット族・チャン族自治州」の周辺地図↓。
chn0803240952004-p3.jpg
bu01nsen.JPG



「四川省アバ(ガパ)・チベット族・チャン族自治州」の住民↓。

藏族(チベット族)が52.3%、羌族(チャン族)が17.7%、回族(ホイ族)が3.2%、漢族が26.6%を占める。四川省第二の藏族の居住地であり、羌族の主要な集住区である。(Wikipediaより)