映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問
(産経新聞記者ブログ 2008/04/01)   


産経新聞記者 阿比留瑠比氏のブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記 」に、産経新聞記者 原川氏が取材およびテキスト化した《文化庁に対する、映画「靖国」に関する3月27日の参議院内閣委員会での自民党有村治子氏の質疑応答》がありましたので、質疑応答の部分を転載しました。

結構、長文なので気になるところをまとめてみました↓。

助成金交付の選考に関して

①助成金の出所は、「独立行政法人日本芸術文化振興会」の芸術文化振興助成金。
②助成基準は、「商業的、宗教的、または政治的な宣伝意図を有しないもの」
③記録映画専門委員6人が選定。


・“日本映画”の定義が「国民、日本に永住を許可されたもの、また日本の法令によって設立された
 法人によってつくられた映画」なので、日本の法令によって設立された法人が、例え構成員がす
  べて外国人でもOK。

・助成金交付要望書を提出した最初の段階から、資料に「映画の概略には、小泉参拝をめぐり靖国
の政教関係を透視する」と書かれているが、政治的なテーマを取り上げていても、政治的な宣伝
意図を有するものとまではいえないと専門委員会で判断。

・助成金交付映画の選定にあたって委員が集まり、16本の映画の審議をしたのは3時間のみ。
(そのうち「靖国」を含み4本が選ばれる)

・助成金の交付内定後、映画のタイトル、出演者、共同製作者、協賛を変更。その変更理由書のな
かで、いわゆる靖国支持者の主張はこの映画の対象にしないことも書かれるがスルー。

・完成後の試写には専門委員6名中4名が出席するが、各委員の意見を聞かず。

・専門委員のうち一人が「映画人9条の会」のメンバー。


映画自体に関して

・パンフレットにキャストとして記載されている3人(菅原龍憲、高金素梅、刈谷直治)のうち、刀匠の
 刈谷さんを除く2名が靖国神社を相手取って訴訟中。

・8人のプロデューサーの名前が出ていますが、8人のうち7人は中国人。

・唯一の日本人プロデューサー山上徹二郎氏は、「『靖国』が日中韓と欧米で公開されれば、日本は戦争責任問題を本当に反省せざるを得なくなる」と語っている。

・映画のクライマックスで、南京事件の写真として、ねつ造と断定されたり、信憑性の怪しい写真が
 使われている。

・刈谷直治さんは、「美術品として純粋に靖国刀匠、匠のドキュメンタリーを撮りたい」という若い中国
 人の青年の申し出に、刀をつくる自らの映像を撮影することは承諾したが、キャストになることを知
 らなかったし、今もキャストになることを了承していない。

・パンフレットにのっている制服姿の青年は現役自衛官。靖国神社に参拝しているところを無許可で
 撮影をし、無許可でこの映画に使われ、パンフレットに掲載されている。
 

・靖国神社の許可を得ずに撮影が禁じられている場所や時にても撮影。

・靖国神社のご神体は日本刀ではない。



チラシ↓。(クリックで別ウィンドウ)

YASUKUNI01.jpg  YASUKUNI02.jpg

↑の人物が無許可撮影だなんて……



全文↓。


参院内閣委での有村議員の質問の全文。1
参院内閣委での有村議員の質問の全文。2

27日に↑の質疑応答があったのに、朝日新聞は30日の社説が書けるんですね。

朝日や毎日は、「表現の自由」のためだったら、“騙して撮影したり”、“無断で撮影したり”、“許可なく放映したり”することを権利と主張するんですね。



あっ、いつものマスコミだ!!



映画「靖国 YASUKUNI」、続々上映中止。公開予定日(4月12日)の上映館0に!


http://specificasia.seesaa.net/article/91896211.html#more


なんだ、内容のないインチキ映画だったのか。
そんだけ訴訟になりそうなネタ抱えた映画なら、映画館が逃げ出すの当たり前じゃん。
圧力とか以前の問題。

特定の意志のもと作られた事実無根の害悪が、ドキュメンタリーとは笑わせる。
バカな役人は今すぐ死んでくれ。

日本人として情けなくなってくる。
スパイ防止法は絶対に必要な法律だと改めて感じました。