祖国・韓国を「嘘つき大国」と批判する呉善花教授


 正論1月号に、呉善花拓殖大教授が、「日本国籍を持つ私を入国拒否したわが祖国」を寄稿している。母親の葬儀に向かった済州島で入国拒否にあった。「国賊を入国させるべきではない」と、家族まで責めたてる韓国への痛憤。その一部を要約する。

 「自由な言論活動をしたかったので、私はできたら日本に亡命したかった。嘘で人を傷つける韓国社会に、ほとんど絶望していた。亡命を望んだが、日本ほど亡命の難しい国はない。だから国籍を取った。

 韓国で育ちながら、韓国にアイデンティティをもてない若者の増加は、今や社会的現象だ。その多くが比較的裕福な家庭の子弟。ソウル大学に次ぐ韓国の名門・高麗大の01年調査で、“今度生れるとしたら韓国に生れたくない”との答えが、半数以上にものぼった。

 韓国は、自他ともに認める世界有数の“嘘つき大国”である。韓国の新聞は、国内問題については、歯に衣着せず批判を展開する。朝鮮日報など、連載の見出しに、“嘘で塗り固めた詐欺王国・韓国”と当然のように掲げている。韓国では嘘をつくのが許容されている。

 日本で、もし政治家が嘘をつき、他人を誹謗中傷したらどうか。例えば、ライブドア事件。堀江貴文被告が、電子メールで武部自民党幹事長の2男に、3千万円振込みを指示したという永田議員事件。民主党は代表、幹事長ら役員全員が辞任し責任を取った。

 こんなこと韓国ではあり得ない。韓国で、政治家が嘘をつき責任を取って辞任したケースはない。“単に間違っていただけ”と済ませるのが、韓国流。被害にあった者は、盛んに抗議するが、泣き寝入りが通例だ。ここに韓国が嘘つき天国になる最大の要因がある。

 どこの国でも犯罪で最も多いのは窃盗だが、韓国だけは窃盗をはるかにしのいで詐欺がトップである。こんな国は韓国以外にない。ちなみに日本の詐欺事件発生率は、00年に韓国の八分の一以下で、世界で最低レベルにある。 

 朝鮮王朝時代に根付いた強固な血縁主義社会の“身内正義の観念”は、身内の利益のためなら、外部の者に対してどんな不法行為をやっても許されるという、“反倫理の倫理”を生み出した。この伝統が今では、“自分正義”にまで分解され、猛威を振るっている。

 日本統治への台湾と朝鮮の正反対な評価、慰安婦問題や今日の拉致問題に対する韓国の言動など、理解に苦しむことが多かったが、これを読んである意味、納得できた。「身内正義」という「反倫理の倫理」が、韓国・朝鮮にはあるらしい。それにしても凄まじい祖国への糾弾である。よほどの覚悟がなければ、出来得ないことだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/kim123hiro/50689101.html