30町歩以上の日本人地主と朝鮮人地主の割合(昭和5年(1930年)現在)


人数割合 日本人地主=17.2% 朝鮮人地主=82.8%
面積割合 日本人地主=38.8% 朝鮮人地主=61.2%

地主の人数は、朝鮮人の方が圧倒的に多く、面積も朝鮮人地主の面積方が多いので、日本人地主の下で働く

朝鮮人小作人より、朝鮮人地主の下で働く朝鮮人小作人の方が多いのです。


小作争議件数


1933年 朝鮮人地主に対する小作争議= 1,584件(80.2%)
    日本人地主に対する小作争議=   379件(19.2%)
1934年 朝鮮人地主に対する小作争議= 6,360件(84.3%)
    日本人地主に対する小作争議= 1,178件(15.6%)
1935年 朝鮮人地主に対する小作争議=22,810件(88.3%)
    日本人地主に対する小作争議= 2,997件(11.6%)
1936年 朝鮮人地主に対する小作争議=28,008件(93.4%)
    日本人地主に対する小作争議= 1,948件( 6.5%)


全耕地面積に対する日本人所有の耕地面積の割合(昭和3年(1928年)末)


全羅北道 14.7%
全羅南道  9.0%
黄海道   6.0%
慶尚南道  5.6%
忠清南道  5.0%
京畿道   3.3% ←「小作料は各戸の規模によって4割から6割に達し」
慶尚北道  1.9% ←「小作料過大にして、細民の生活いよいよ困難」
平安北道  1.5%
平安南道  1.0%
咸鏡南道  0.7%


朝鮮総督府財政を支える財源は、朝鮮国内の税金などの取入だけでは足らず、その一部は公債によって支えられており、その公債の98%は、日本の金融市場からのもの。更に日本政府からの財政補充金もあり。個人所得税が朝鮮に導入されたのは、1934年であり、この時の税率は内地の半分。その後次第に格差は縮まったが、それでも内地より低率。