米下院で慰安婦の事が審議されだしてから、この問題で日本は対応を苦慮しているようですね。最近はLAタイムスが天皇まで持ち出すようになったので、この辺でわたくしの考え方を書いてみたいと思います。といっても“ノムさんの時事短評”はクリスチャンの方のブログですので、品のない表現をするなというお叱りを受けるかもしれないので躊躇はありますが、少しでもこちらの様子を伝えることができたら良いなと思います。
最初に言っておきたいのは、外から見ていると慰安婦や100人斬り等の問題は、全て日本人が問題を拵えて大きくしているということです。特に朝日新聞や元社員であった松井やよりや本多勝一などの責任は大きいですね。
こちらのマイク：ホンダ議員はまず選挙に勝たなければなりません。
その為には自分の支持団体の為に尽くします。ホンダ議員の支持者は朝鮮、中国系が主力のようですし、今までに６回も慰安婦問題を持ち上げてきた人であれば、日系人はますます近寄らなくなりますし。
では、こちらの日系人は何をしているのかというご批判もあるでしょうが、問題は駐在員の方々を除いて、わたくしの様な永住者はアメリカ社会に同化したか、同化しようとしており、日本人同士纏まる事が少ないということです。
米国の大きな都市では、どこにもコリアタウンやチャイナタウンはありますが、ロスのリトルトーキョーを例外として（ここはずっと衰退しておりますが）コミニュティを日系は作らないという傾向にあります。
わたくしの周りでも、日系人同士のつきあいは殆どありません。子供たちの学校でも一人ぐらいは日系人の生徒はいるようですが、お互いに面識は全くないし、子供たちも全く日系に関心がありません。
さて、わたくしは1980年以来ダラスにおり、以前は数社の勤めの経験がありますが、一番大きな会社でも従業員が300人程度の小企業を歩きました。仕事の後に、社員同士近くのバーでビールを飲んだことはよくありましたが、日本に居た時に較べれば無かったようなものです。飲んでいる時に日本人同士のような政治の話はしません。大抵はつまらないバカ話だけです。アメリカ人は冗談がうまいし、飲んで楽しくしなければ人は寄り付きません。今は家族がおりますので、付き合いは家族同士になり、パーティや食事の招待が殆どです。これは別にアメリカだけではなく当たり前のことですが、楽しいパーティの席で政治の話をするような無粋な人は誰もおりません。
韓国の留学生にはときおり、座をしらけさせる人がいると日本の留学生がぼやいていたことを聞いた経験がありますが。パーティでわたくしのオリジナルを聞かれたことは数多くありますが、日本人だと言うと、“自分はレクサスに乗っている”と自慢して見せられたこともあり、招待先の子供では、日本のベースボールカードやポケモンカードを持っていないかと聞かれたりで、特に政治的な話題をすることは全くありません。
現在は経営者ですので、従業員はこちらが政治的な話を仕向けない限り、自分から日本の政治に触れることは全くありません。わたくしが“コリアンは国を挙げて、自分たちが遅れているのは日本人のせいだというし、いつまでも昔の話をむしかえして日本も困っているようだ”というと、“それじゃあ黒人の考え方に似ているのでは。自分たちが貧しいのも、仕事がないのも差別のせいにするし、リンカーン大統領以前の時代の奴隷制の恨みを自分に言われてもどうしょうもない”という感想はよく従業員から聞きました。
わたくしが80年代にこちらで技術屋として勤めていた時に、会社のベテラン技術者は1955年以前の生まれの40代が多く、殆どの人がベトナム戦争に行ったか、韓国、タイ、日本に駐留していた軍隊生活の経験をしておりました。会社の休憩時にいつも彼らは兵隊時代に、タイや韓国で娼婦を買った話を面白おかしく、本当に楽しそうに仲間同士で話しておりました。わたくしが話の中に入ると、韓国や日本での体験を楽しそうに尽きることなく話し、軍隊の苦しさの中の息抜きだったので、強烈に青春時代の思い出として残っているのだろうと感じたものです。
上記のわたくしの知人たちの話のように、アジアにある米軍基地の周辺では、必ず娼婦置屋のある町が存在することは多くの人が知っている事実です。日本にもありましたし、そもそも有名な韓国のウォーカーヒル、フィリピンのアンへレス、タイのパタヤビーチ、パッポン等は全て米軍兵の慰安の為に開発された町です。そして、これらの国のこの手の商売は政府、軍人、或いは警察高官の利権になっております。タイは今でも、韓国、フィリピンは軍人が大統領の時代の方が長かったわけです。軍事基地は大抵、何もない辺鄙なところに建設されますから、周辺の慰安町の開発も、経営もこれらの３っの権力の指示なくして、特にアジアの国ではできるわけがないし、勝手にこんな商売を始めたらまず自分の命の心配をしなければなりません。
日本側は“官による強制はなかった”といっているわけであり（わたくしもそう思います）、では韓国やアメリカが“官の指導で行われたと”日本を批判する資格はあるのかと問いたいわけです。タイはこの辺のことはわかっているから政争には使わないのでは。
長々と書いたわたくしの言いたいことは： アメリカ人、特に軍隊経験のある人は韓国の慰安婦問題は言いがかりであることは皆、わかっているわけです。マイク：ホンダ氏も自称ベトナム戦争経験者ですからわかっているはずです。一般のアメリカ人もこんなことには全く関心を持っておりません。わかっていない人は、日本で平和ボケした安全地帯にいる、朝日の記者や政争に利用する一部の政治家たちです。
最前線で苦労なされた小野田寛郎氏がこのことを明確に書かれております。
http://www4.airnet.ne.jp/kawamura/enigma/2005/2005-01-16-onoda_ianhunoshoutai.html
最近は安倍総理もかなり反論をしておりますが、首相の立場ではわたくしたちと違って“それをいっちゃーおしまいだよ”のレベルのことは言いたくても政治家として言えないと思います。山拓、洋平氏等多くの勘違い議員はとにかく選挙で落とさなければ、いつまでもこの問題は続くでしょう。それと、朝日新聞の購買を止めて方向転換をさせなければ。（もう既に凋落しているのかな）