【中朝泰】中国に売られたくない…タイで拘束の脱北者急増 [03/01]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1172821012/l50


【バンコク=岩田智雄】 タイ北部の入国管理事務所で拘束される脱北者が昨年、前年に比べ3・6倍と急増した ことが1日、脱北者支援団体の調査で明らかになった。中国で人身売買の被害に遭う 脱北者が増え、一刻も早くタイに逃れようとする脱北者が後を絶たないと分析している。

非政府組織(NGO)の北朝鮮難民基金や韓国の人道支援家などがタイ北部のミャンマーと ラオスとの国境に近いメーサイの入国管理事務所から得た情報によると、同事務所で 拘束された脱北者は2004年には28人だったが05年は100人となり、昨年は367人にのぼった。
今年は1、2月の2カ月だけですでに87人が拘束されている。

現地の当局者は、タイへの入国を目指してラオスやミャンマー内で滞留している脱北者が 1000人程度いるとの見方を示し、脱北者のタイへの流入は今後も増加することが予想される。

脱北者の8割は女性で、タイにたどり着く前に中国で人身売買の被害に遭うケースが相次いで いることが脱北者からの聞き取り調査で判明している。脱北者は何度も“転売”された揚げ句、 性的な迫害を受けたり、売春を強要されたりしている。それにもかかわらず脱北者はリスクを 承知で北朝鮮を次々に脱出しているという。

タイへは中国からラオスやミャンマー経由で逃れてきた脱北者に加え、ベトナムとカンボジア を経由して密入国した人もおり、実際にタイで拘束された脱北者はメーサイでの拘束者をはるかに上回るとみられる。

ほとんどの脱北者は最終的には、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に保護を求め、韓国へ の出国を希望している。しかし、最近はタイ当局が脱北者の取り締まりを強化しており、入国管理事務所の劣悪な施設に長期間拘束されるケースが増えている。

(産経iza)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/asia/41419/